2002年度の終わりは、FRASCOの最終回そして、ALL FUNKANIZATIONというFUNKイベントと続いたファンク週間のシメとして仙台で行われるHEAVY FUNK SYSTEMSへ参戦。
経費を節約するため、土日スペシャルキップというやつを使った。JR東日本の区間であれば、新幹線も含めて2日間乗り降り自由という優れもののキップである。(JR東海でもこんなキップがあったらいいのにつくづく思うのでした。)今回のイベントはオールナイトということなので、宿泊の必要は無いだろうと事前に感じていたので、丁度いいキップでした。
朝、8時起床できたので、部屋の片づけ等をしたあと、10時過ぎに出発。郡山で下車。レコマップで確認したところ3件レコード屋があるとのことなので立ち寄ってみた。(あとで聞いてみると、郡山には、独自の音楽文化が存在しているとのことでした)
郡山駅を出ると駅ビルのなかに大きなCDという文字立て看板があったので入ってみる。新譜が中心のCD屋であったが、中古も取り扱っており、ビデオ関係に気になるものがあったが、値段が高かったので、何も買わず。
駅のロータリーを出たところで「J&B郡山店」の看板発見。
広めの店内に結構、気になるものが数点あったのですが、最初から飛ばすと後が続かない可能性があるので下の3枚でやめときました。
1. DELEGATION / PUT A LIYYE LOVE ON ME (7inch) ¥300

2. BOBBY BYRD / BACK FROM THE DEAD (7inch) ¥1000

3. 田原 俊彦 / IT’S BAD (7inch) ¥200
(この値段にレコマップ持参で10%引き)
1は、ジャケ付日本盤ということで。かっこいいダンサーです。2も日本盤ジャケ付。この時期の代表曲として有名なだけに、普段7インチで4桁は出さない私ですが買いました。(笑)それにしても、裏ジャケの解説に「ボビーバードについては詳細は不明ですが・・・・」って書いているのですが、当時はそんなに知られていなかったのでしょうか。非常に不思議です(解説を書いた人が、あまりに無知だったのでしょうかね。)
内容ははっきり言って最高です。
3はなぜと思う人がいるかも知れませんが、作曲者が実は凄いんです。(ここでは内緒にしておきます)
続いて、「パラダイスレコード郡山支店」へ。しかし、ここは、値段が高すぎるので、ちょっとだけチェックして止めました。そういえば、仙台のパラダイスも同じで値段高めだったなと思い出しました(笑)。
続いて少し離れた「COCOBEAT RECORD」へ。ここは、HIP-HOPの12インチとreggaiの7インチの店。量が少なかったので、珍しくHIP-HOPの12インチを全てチェック。でも、結局バーゲンコーナーの1枚のみ
THE BOYS / CRAZY (127inch) ¥200
その名のとおり、少年ボーカルグループ。NJS調の曲で、ぼちぼちってところですかね。

ここで、仙台へ移動。車中、座席の背もたれに備え付けられた雑誌を呼んでいると青森のJAZZシーンが暑いという特集記事(青森音楽紀行)であった。(左、さすがに表紙は三味線・・・)前に、どっかのBBSで、青森でSOUND OF BLUCKNESSのライブを見たなんていう書込があったのみたことがあるのですが、そんな下地があるんですね。(右、その南郷ジャズフェスティバルの模様。めちゃくちゃ凄い人)こんな雑誌に取り上げられるなんて凄いと思いながらも、仙台でのFUNKがこんな盛り上がりを見せたらいいな~なんて思ってしまいました。この雑誌は、おもしろかったので持って帰りました。

などしていたら、30分くらいで仙台到着。以外と近いので、この経路は定番になりそうです・・・。
1年半ぶりの来仙(4回目)であるが、予想以上に道も覚えているものですね。レコードマップも見ずに中央通りまで来れました。ただし、まず今回の一番の目標のグレートミュージックが移転してました・・・。それも、立て看板には、先週までは、移転セールしていて全品20%offだったとのこと。移転がもう1週間遅ければ良かったのに・・・。
気を取り直して、「サウンドユー」へ。ここは、CDだけでした(特に海賊版が充実)がセール中ということで、見るとコンピものがお買い得だったので購入。(この手のコンピって中古でも結構高いんですよね)
1. V.A. / BRITFUNK ¥1580

2. V.A. / FUNCK THE BUG ¥1280

(セールで、この額より300円引き)
1はensignレーベルのコンピ。一般的には、インコグニートばかりが有名ですが、Light of the worldなど他にもいいグループが多いので、要注意のレーベルです。2は、前から気になっていたコンピなのですが、先日、FRASCOで流れていて、気に入っていたので、この値段だったので即買いでした。予想通りのいなたいファンクです(笑)
続いてすぐ近くのJ&Bへ
1. 山崎 まさよし / DOMINO ¥1200
2. ERAMUS HALL / DO THE ROCK (7inch) ¥300

3. PATI PATI ¥300
1は実は好きなアルバム(表題曲は最高)。アナログだと普通3000円はするので、超お買い得。2(右のジャケ)は、今回最大の掘り出し物。何がって、このユーロビート風のジャケだけ見て手が止まる人は少ないと思いますが、たまたま手が止まったんです。で、よく見てみると、エラムス・ホール!レーベルもWESTBOUND!間違い無い、そう、のちにGEORGE CLINTONがプロデュースしたグループの日本版シングル。
12インチは持っているのですが、日本版が出ているとは驚きです。当時のディスコでもしかしたら流行っていたのですかね?

3はデビュー当時の爆風の記事が紹介されていたので。(さすがに、皆さん若いですね(笑))
続いて「DISC NOTE」へ。ここはHip-Hop中心でしたが、床に置いてあったエサ箱から
1. SHIRLY BROWN / TIMELESS ¥500
2. PARLET / RIDIN' HIGH (7inch) ¥500
1は、Bar-KaysのWINSTON STWEARTが参加ということで購入。ゴスペル調の迫力ある歌声が聴けます。
2は、何もいいません。名曲です。
駅方面に戻り「BEAT CLUB」へ。ここで、KSKさんに声をかけられる。仙台での現地集合だったので、どっかのレコード屋では会うことは予想していたが、予想以上に早かったな・・(笑)。そこで、KSKさんから、こんなの見つけたというのがこの12インチ。
1. GRAND FUNK NUBILE / PASSION IMPOSSIBLE 1500円

ジャケが笑えるくらいGO-GOそのもの。KSKさんは、買わないとのことだったので、
ちょっと、迷いながら購入。音のほうは、さておき、ジャケだけで買いでしょう。
(あとから聞くと、そんなにレアなものでは無いとGo-Go FREAKに指摘され、苦笑でした)
他にはこの2枚、
2. DOUG LAZY / DOUG LAZY GETTIN' CRAZY ¥500
3. LEVEL 42 / LEVEL BEST (LD) ¥950
(300円引きチケット有り)
2はVAUGHN MASONのプロデュースというということで期待して買ったが、単なるラップものでした・・・・。
3はビデオクリップ集ですが、解説には、ライブの映像がLDで出ているとのこと、これは是非チェックしなければ。
ここで、予想以上に買ってしまったので、東京組の待ち合わせ場所である「PARADISEレコード」へ。相変わらず、高いので買わないつもりでいたのですが、7インチで珍しいものをゲット。
STARPOINT / ANGLE (7inch) ¥800
(10%OFF)

ここで、珍しく時間どおり5人全員集合(笑)。ABIさん、魅了さん、KSKさん、深谷さんと私。
なんと濃いメンバーでしょう(笑)。ABIさんが待ち合わせている人がいるとのことで、時間調整のため、再びJ&Bへ(笑)さっきチェックしなかったのですがMUSIC MAGAZINEが3冊100円で売っていたのでみんなでまとめて6冊買ってしまいました(笑)
おなかも減ったので、ABIさんのなじみのお店に。牛タンの刺し身とかホヤとか普段口にすることの出来ないものをいただく。腹を満たしながらも、話がつきることは無いが、開始時間もすぎ、ABIさんのお友達も来られたので、会場に移動。
5分ほど歩いたとこに会場の「NEO BROTHERZ」に到着。
中に入ると、もう既に満員状態。ここで、bop-gunさんと1週間ぶりの再会。残念ながら、1回目のプレイは終わったとのこと。ヴィッキー4連発を聴けなかったのは残念でした。AKIMさんやタイゾーくんとも久々の再会にご挨拶。
ドリンクバーは行列で、全然飲み物にありつけない状態。しょうがないので、フロアーに行ってみる。仙台の皆さんは、恥ずかしがり屋さんなのか(?)、ちょうど、DJブース前が空いていたので、そちらへ移動、踊りまくる。そうこうしていると SOUL ADDICTIONのライブの開始です。このときには、フロアーは満杯になってました。演奏も気合いが入っていて、会場大盛り上がりでした。後から聞くと大阪組も結構気に入っていたようで良かったです。
続いて、AKIMさんの出番。細かい曲名などは覚えていませんが、渋い選曲でしたね。野太い叫び声のJIMMY CASTORで、私は燃えました(笑)。
続いて、PINCHさん登場。マイクを持ちながらのパフォーマンス付き、こういう場合、日本人がやるといわゆるディスコというイメージがつきまとうのですが、PINCHさんの場合、きっちりさまになってました(さすがです)。選曲は以外に柔かったのでラウンジのほうに行ってみようかなと思った瞬間、Go-Goリズムが!おーこれをかけるのかって感じで人をかけ分けフロアーへ。そう、私が11月のFRASCOで最終兵器としてかけたNATURE'S CREATIONのFIRED UPでした。(しかも7インチ)こんなのをかけるのは、日本でオレだけと思っていたので、うれしいやら、ちょっと残念やら(笑)。など思いながら、今回のイベントで私の一番の熱狂の時間でした。その後、だんだんとフロアーに人があふれかえり、身動きが取れない状況に、そう、大阪モノレールの出番が近づいていたのでした。(いまだ、ドリンクにありつけず・・・)
大阪モノレールのライブが始まると、もう会場は熱狂のルツボ。みんな、そうとう待っていたんですね。コール&レスポンスも始めてなはずなのにちゃんとやっているし(ちょっとぎこちない部分もあるが)。この盛り上がりを見て仙台のファンク度を再確認いたしました。大阪モノレールは、今回、メンバーチェンジが結構あって、個人的には聴きやすくなったなという感想で、この調子で、日本のファンクシーンをリードしていってほしいなと思うのでありました。
大阪モノレールのライブが終わり、続いて、bop-gunさんのDJです。期待どおりのJBがらみ超ロングプレイで、踊らせてもらいました。いつもながらですが、この徹底振りには、あきれます(笑)。bop-gunさんのDJが終わるころには、人もだいぶはけてきたので、ようやくドリンクにありつく。居酒屋で飲んでから4時間以上何も飲まずに踊り続けていたようである(笑)。
その後、始めて、ラウンジに行ってみるとこっちにもDJブースがあり結構盛り上がっていた。汁物をごちそうになる。だご汁のような感じで非常においしかったです。
最後はAKIMさんのDJ。これも濃かったな~。(曲名とかは全然覚えていません(笑))最後の最後まで、踊ってました。もう、4時も過ぎているというのに、結構なお客さんの数。以前、TOKさんから2時過ぎると人がいなくなちゃうと聴いていたので、やっぱり、ここ仙台でも、ファンクは求められているんだなと再確認。
と盛り上がりのなか、イベント終了。ほんと、仙台まで来てよかったです。
宿泊場所をとっていなかった私たちは、会場近辺をうろうろしていると、大阪組から反省会へのお誘いが。AKIMさんから「KENITSY。これからが本番だぞ!」というお声がかかり、少々たじろぐ。(笑)
会場のガストに入るやいなや、AKIMさんがDJの時は、フロアーは、男ばかりになっていてその責任は、おれがフロアーで踊りまくっていて、他の人はひいてしまうからだ、という話になった。その時は、否定したが、bop-gunさんの日記の中の写真で自分の後ろ姿を始めて確認して、こんなインパクトがある後ろ姿が、狂って踊っていたら、近寄れないよな。とちょっと冷静に考えてしまいました(笑)。でも、いい音楽がかかったら、自然に体が動いてしまう体質は変えられません(笑)。
その後も、PINCHさんのDJ方法論やオークションの話、レコードの集め方など延々11時まで続きました。(なんと5時間!)噂どおりの濃い反省会(修行)でした。ただ、話の随所で、ファンクに対する思いやイベントへの取り組み方など自分がイベントをやるにあたって参考となる話が聞けたのは、有意義でした。
ここを出て、大阪組とbop-gunさんとはお別れ、また、一緒にやろうという固い約束を交わし、別れ駅へ向かう。
駅では、TOKさんとお別れ、そのまま帰ろうとホームでジュースを買っていると後方からABIさんが現れる。丁度同じ新幹線で帰るところだったようでした。ABIさんと魅了さんは、途中で、会場を後にしていたので車内でその後の経過報告やらKSKさんと今度立ち上げるイベントの打ち合わせをしつつ、知らないうちに睡魔に襲われる。
無事東京に戻り、東京組ともお別れ。家路に・・・・。
と、普通は、ここでおわるのですが、ここで終わらないのが、この私(笑)
まだ、昼過ぎだったので、このまま帰るとただ眠って意味のない過ごし方になってしまうと思い、新宿へ途中下車。いつものの地下へよってみる。あまり気合いは入っていなかったのであるが、凄いのを発見。
V.A. / ANTHORGY Of GO-GO VOLUME 2 ¥1200

この盤は、とあるBBSで私が話題にしたいわくつきなのでした。GOOD TO GOのページでのGO-GOディスコグラフィーを作成しているときに、TTEDの3012と3013で、他の方々が持っているやつは普通に3012がA-B面、C-D面の2枚組、3013がE-F面、G-H面の2枚組というのが普通の取り合わせなのですが(順当ですよね)、これが、私が持っていたのは、1セットだけで、C-D面とG-H面というセットでした。ちょうど、A-B面、E-F面がDJ-MIX,C-D面、G-H面がTROUBLE FUNKのライブという変則的な収録だったので、C-D面とG-H面というTROUBLE FUNKセットが正しい組み合わせではないかとFRASCO関係者に訴えました。というのも、その後見つけたものでもC-D面とG-H面というTROUBLE FUNKセットで売られたいたからです。ただ、去年の年末にA-B面とC-D面のセットを、そして今回E-F面とG-H面をゲットし、ようやくフルセットで揃えられて、私の中で、ようやくTTED3012,3013問題が解決しました。当時ご迷惑をおかけしました関係者各位におわび申し上げます。
でも、これで、3012のA-B面が1枚、C-D面が3枚、3013のE-F面が1枚、G-H面が3枚という感じで、わが家にあります。もし、同じような体験をされて、A-B面とE-F面というセットをお持ちのかたがいましたら、C-D面とG-H面のセット差し上げますので、ご連絡ください。(笑)
(すみません。関係者以外はよくわからないですね(笑))
これで、今回の旅も終わり、次の自分のイベントへの刺激を受けやる気満々であります。こう期待。
それにしても、この日記を始めて、3度目の来仙でしたが、今回もFUNKな街でしたね。仙台は。