まずは現在のイングランドリーグの代名詞ともなっているマンチェスター・
ユナイテッド。イングランドのすべてのプロチームがヨーロッパの大会への
参加を禁じられた事件となるHazelの悲劇からいち早く立ち直り、国際舞台
復帰後初めてヨーロッパ大陸を制した同チームはここ数年、国内では圧倒的な
強さを誇る。
イングランド代表のスーパースター、ベッカムやポールスコールズ、オランダ
代表のエース、ファン・ニステルローイ、ウェールズ代表ライアン・ギグス、
フランス代表バルデス、アルゼンチンン代表ベロンら、そうそうたるメンバー
をそろえ、前人未到の4連覇に向けて万全の体制。貴族の称号を与えられた
サー・アレックス・ファーガソン監督の有終の美を飾れるか? それに続くのはかつて名古屋グランパスエイトで指揮をとった、名将
ベンゲル率いるアーセナル。アンリ、ビアリ、ピレスらフランス代表陣に
ベルカンプ(オランダ)、カヌー(ナイジェリア)ら各国代表をそろえる。また、
日本代表の稲本が移籍したことで今シーズンは一際注目度が高い。
更に古豪リバプールはイングランド代表のエース、オウエンに、同じく代表の
へスキー、フランス代表のアネルカ、フィンランドの英雄リトマネンら、FWの層の
厚さは抜群。中盤にもマカリスター、バーガー、ジェラードらタレントをそろえる。
マンチェスター、リバプール、アーセナルとBIG5を形成するのがリーズ・
ユナイテッドとニューカッスル・ユナイテッド。リーズはオーストラリア代表
キュウエルや アランスミス、ヴィドゥカなど、公私ともに荒っぽいサッカーが売り。
シーズン途中でリバプールからイングランド代表ファウラーを獲得、
更に問題児度をあげている。
ニューカッスルはかつて新進ブラックバーンがプレミアを制覇したときの
立役者で元イングランド代表のエース、アラン・シアラーに、スピード抜群の
ベラミーらを擁する。
一方Mの滞在するバーミンガムのアストン・ビラは、ハッジ、カシュルール
のモロッコ・コンビ、更にマンチェスターの黄金時代を築いたメンバーの
一人、デンマーク代表のGKのピーターシュマイケルを獲得。上位進出を
目指す。
さらに売りだし中のフランス代表サハを擁するフルハム、全盛期を
過ぎたものの、華麗なプレーと愛嬌のある言動で「ビートルズ以来の
人気者」といわれた90年代のスーパースター、ポールガスコインを
加えたエバートン、フランス代表のキャプテン・デサイー、イタリアの元エース
ゾラらタレントをそろえるロンドンの成金チームチェルシー、マンチェスターの
一時代を担ったテディ・シェリンガムを獲得したトットナム、クロアチアの大砲
ボクシッチを擁するミドルスブラ、かつてのイタリアの特攻隊長ラバネッリ率いる
ダービーなどなど、プレミアには魅力あふれるチームがひしめいている。 |