PART17 〜再びイスタンブール〜
7:00起床。8:00の長距離バスに乗る予定。朝飯はファースト
フードで。ハンバーガーなどの他にボレキなどもある。それら
を買ってバスにのる、車内で食う。三時間ほどでイスタンブー
ルに着く予定だ。
昼間のバスは景色がよく、楽しい。トルコの旅も終わりに近
付いてきたが最初のころの不安が嘘のようだ。ふと窓の外を見
るとオリエント急行の終点、シルケジ駅に向かう汽車が並走し
ている。イスタンブールはもうすぐだ。
12:30イスタンブール到着。もう一度アヤソフィアに泊まろう
かどうしようか、と考えたが、せっかくだし別のところに泊まっ
てみよう、ということになり「地球の歩き方」にあるHOTEL GURAY
を目指す。
重い荷物をかつぎ、やっとのことでHOTEL GURAYを見つけたが
何だかやたら愛想が悪い。料金は先払いで、ボーイが荷物を運ん
でくれた。エレベーター付きなのだができればこのエレベーター
に乗りたくはない。Mとハム男は大丈夫だったが桃と仏はチッ
プを取られたようだ。
イスタンブールの観光でまだ残している主なものはトプカプ宮
殿、そしてグランドバザールである。トプカプ宮殿は混雑するの
で明日の朝一番に行くことにし、午後はグランドバザールにお買
い物でござーる。
グランドバザールとは旧市街に拡がる巨大なバザール。アルパ
ッサンの話ではグランドバザールは観光客相手の商売なので、値
段がちょっと高めだそうでござーる。しかしこれだけ大きいバザ
ールは一見の価値があるし、少々高くても珍しいお土産などを買
いたいでござーる。
お土産の予定はそれぞれ特に無いが、Mはトルコ名物トルコ石、
そしてトルコのあちこちで見られる魔よけの飾り、ナザルボンジュ
ーウなどを目指すでござーる。ハム男はアップルティーを探すとい
うでござーる。桃と仏はトルコのポップス音楽のCDでいいものがあ
れば買うそうでござーる。さて、成果はいかに...
M | アップルティー | ふたつで350bin(700円)。これは騙された。バザールの外で一つ100binで売ってた。しかも葉っぱか、と確認したのに中身はお湯にとかして飲むパウダーだった。 |
指輪 | トルコ石の入ったもの。$10したが、後でユルマズに聞いたら「$5だな」と言われた。 | |
ナザルボンジューウ | 中位のものを50bin。これはなかなか気にいってる。象のガラス細工の付いたものだ。ナザルボンジューウはあちこちで売っていて、とんでもないボッタクリをしていたりする。交渉したら十分の一になったところもある。 | |
ハム男 | こいつは交渉がへたでなかなか言葉が通じなかったようだ。もっとも日本語での会話もままならないのだから英語など言語道断である。 | |
アップルティー | Mと同じもの。研究室のお土産をこんなもので文字通りお茶を濁そうなどという、その魂胆が信じられない。 | |
ナザルボンジューウ | 50bin。どんなものか忘れた。 | |
仏 | ナザルボンジューウ | 50bin |
小物入れ | 何を血迷ったか突然「箱がほしい」と言いだし、 1400binという、むこうではかなり高めの商品を買う。 2000binを払ってお釣りをもらおうとすると「釣りがない」といわれ、もう一つ600binの箱を強引に買わされる。 | |
桃 | 鍋敷き | 95bin。たまたまカッパドキアで買ったのと同じものがあったらしい。ふざけ半分でいくら、と聞いたところ、 550binといわれ、ああやっぱりカッパドキアでの買い物はお買得だったのだな、という思いを噛みしめた。ところが店の人はそれで納得するはずもなく、「いくらなら買う?」と言ってきたので「95bin」とカッパドキアの時と同じ値段を要求すると、少し悩んだ後、「よし」と言ってしまったらしい。結局断りきれず、同じ鍋敷きを二枚買う羽目になってしまった。 |
結局グランドバザールで満足な買い物をできた者は誰一人いなかった
でござーる。
夕方、ホテルに帰ってダラダラしていると掃除のおばちゃんの子供達が
部屋に乱入してきた。最初は可愛く一緒に遊んでいたが段々うざくなっ
て、最後は部屋の鍵を締めて亀体制にはいった。シャワーがまともに出
ず、トイレが流れない。あまりいいホテルではなかった。