PART21〜シンガポール〜

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 結局ほとんど眠れず8:00シンガポール着。空港を出るともの
すごい湿気だ。トルコも暑かったが湿気はほとんどない。シンガポ
ールの湿気は想像を絶する。まるで空気の中で溺れているようだ。

 シンガポールは二度めなのでさすがに慣れたもの。地理感覚もあ
る程度ある。今日の予定はまず、快楽の島「セントサ島」へ行って
遊ぶ。水族館や博物館が並ぶ、ちょっとした遊園地だ。その後中華
街へ行って買い物や食事を楽しもう。

 まずタクシーでORCHARD通りのラッキープラザ前に。そこからバス
が出ている。セントサ島へ直通のそのバスには、何組かの日本人がい
る。ケッ、シンガポール位で海外に来た気になりやがって。バスの車
掌さんはインド系の顔立ち。ちょっと強面だが親切に帰りのバスなど
を教えてくれた。

 クーラーの効いていたバスから降りるとものすごい湿気が襲ってく
る。Mはわりと元気だったが他の三人はしんどそうだ。特にハム男
は、メガネにも輝きがない。

このセントサ島、非常に小さいので自転車でまわれる。ところが自転車
のレンタル料が結構高く、貧乏な我々は足で歩くことにした。まず最初
にここの目玉である水族館に行ってみよう。狭いといっても歩くとかな
りしんどい、おまけにこの湿気である。我々はハアハアいいながら歩い
ていく。すると我々の頭の上をモノレールが通り過ぎていく。パンフレ
ットをよくみるとこのモノレールはタダで乗れ、しかも入り口、水族館
前などメインスポットを経由するのだ。当たり前だが。目を回しながら
歩いていく我々の上を、次から次へとモノレールが抜かしていく。

 ようやく水族館にたどり着いた。その名もUNDER WATER WORLD。地下に
あるんだって。それがどうした、と、文章も乱暴になるくらい疲れはて
た。結構高かったが中はクーラーが効いていて、なかなか快適。珍しい魚
がたくさんいて、単純なMは結構楽しかったが、桃は「海遊館の方がす
ごい」と、終止不機嫌だった。そこを出て屋外レストランで昼をとる。み
んなもはやグロッキー状態。Mは元気でせっかく入場料を払ったんだか
ら他もまわりたかったが、皆がこの状態なら仕方がない。このMの元気
は徹夜開けのハイ状態なのだと何度も轍マンを繰り返して知っているはず
なのに、この時気付かなかったのは迂濶であった。皆がテーブルに突っ伏
して寝てしまったので仕方なくMもそれに習う。どれ位経ったろうか。
ものの三十分くらいだったと思う。目が覚めた。し、しんどい。あのまま
起きていればよかったのである。ちょっと寝るとよけいにしんどくなるの
だ。しかもこの暑さ、そして湿気。 「不快」という名の妖怪が体中を駆け
巡っているような気分だ。そしてもう誰も動かなくなった。

 しばらくして誰かが、モノレールに乗ろう、といいだした。無料だし、
何時間のってもいいんだからそれに乗ってボーッと景色でも見ていよう。
 モノレールに乗ったはいいが面白くも何ともない。結局一周もしない内
に降りて、一番大きい、クーラーのあるレストランにはいって時間をつぶ
す。

 そこでいくぶん回復した我々は、もうここで遊ぶ気力はなく、バスで中心
部へ帰る。空港に帰って飛行機の時間までトランジットホテルで休もうか、
という案もあったが、せっかく来たのだし、第一シンガポールに来て買い物
をしないのはもったいない。そこで何か旨いものを食いに中華街に行ってか
ら、オーチャードに帰ってきて買い物をし、そのあとミラノからの電車であ
ったシンガポール人に教えてもらったホテルで晩飯を食べてくつろごう、と
意見がまとまった。

 

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