** 結成と由来 **
ウラィタナル合奏団は、1971年春、故沖 不可止の周辺に存在したいくつかの弦楽四重奏のグループを核として、真に弦楽合奏を愛する各音大出身者や同好の士の集まりとして、団長/沖 不可止・指揮/日比野愛次の指導のもとに発足、結成されました。
バロック音楽とは限らない広いレパートリーで、プロでもなければアマでもない新鮮な演奏を目指して今日に至っています。
発足以来、当初は年1回、1981年からは年2回の定期演奏会を開き、多くの好評を得て、1998年3月には第40回記念演奏会を迎えました。定期演奏会のほかにも、各合唱団“メサイヤ”“レクィエム”(ケルビーニ)バッハ宗教曲等の共演、また“グリーグ展”北欧音楽の夕べ“栃木青少年音楽コンクール、松山市公演等に出演しています。
2004年3月には第50回記念演奏会を開催するに至りました。同3月、皇居内の桃華楽堂にて天皇陛下古希のお祝いの席で御前演奏会をさせて頂けるというとても幸運な出来事にも恵まれました。 同12月には女性アンサンブルラーク10周年記念演奏会に出演、2005年9月には混声合唱団フリューゲル創立10周年記念演奏会にて、フォーレの“レクィエム”を共演しました。
2011年6月には第64回定期演奏会を開催することができ、ハメリク(ハンメリク)作曲の交響曲第6番ト長調 作品38 弦楽合奏のための≪宗教的交響曲≫の本邦初演を果たしました。この曲は未曽有な大災害を経験した2011年の祈りの曲とも言えるようになりました。
上野文化会館小ホールにて 皇居内の桃華楽堂にて天皇陛下古希のお祝い御前演奏会
2018年 よみうり大手町ホールにて
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“ウラィタナル”とは・・・ Урайтанал?
この名はロシア語でもなければ英語でもありません。純粋たる日本語なのです。弦楽器の裏側の板を「うらいた」と呼びますが、その「うらいた」が「鳴る」という意から、カタカナの小さな「ィ」文字を使って、露語風にしゃれてみました。
「うらいた」が「鳴る」までには相当の年月をかけて弦楽器を引き込み、練習を積み重ねないことには到達し得ない音色なのであります。
果たして「ウライタ」が鳴っているか否か、どうぞ足を運んであなたの耳で確かめてみてください。
団員(Y)デザイン ウライタ Tシャツ(2003夏) 団員(H)デザイン ウライタ CD(2009春)
団員(H)デザイン ウライタ CD(2010冬) 2018年 クリスマスコンサートチケット