雪見線・只見線

2000/3/20に、青春18きっぷで只見線に乗ってきた時の乗車日記です。


・三郷→大宮(6:06〜7:06)

6:17発でも間に合うが、1本余裕を持って6:06発の武蔵野線で出発。 雨が降るという予報だったが、まだ晴れているので一安心。

南浦和で京浜東北線に乗り換える。 4/1開業予定のさいたま新都心駅は駅名標も掲げられ、 いつでも開業できるという雰囲気だ。 ところで209系の車内のLEDは、7文字の駅名をどう表示するのだろうか? ちょっと楽しみだ。

大宮で7:06発の臨時快速フェアーウェイ号を待つ。発車5分ほど前に、 2人の同行者が現れた。6:58発の普通で行く予定だったが、 フェアーウェイ号の指定席が今日になってもまだ空いていたので確保したとのこと。 しかし私は2号車、2人は5号車だったので、乗車前に1度別れた。

・大宮→黒磯(7:06〜9:38)

フェアーウェイ号は定時に出発。ムーンライトえちごの車両だが、 ヘッドマークは付いていない。また車内のジュースの自販機は使用中止になっていた。 2号車は8割ほど席が埋まっていたが、途中の駅でどんどん降りて行き、 那須塩原では5人だけになった。列車の名前の通りゴルフに向かう人が多かった。

9:01に黒磯に到着。隣のホームには高崎行き107系が停まっている。 何故ここから高崎行き?と思ったが、両毛線経由とのこと。時刻表を見たら、 黒磯発高崎行きは1日1本しか無いらしい。

・黒磯→郡山(9:38〜10:49)

黒磯で再び2人と合流。郡山行きの701系に乗り換える。 到着が25分遅れたが、折り返しの時間を削って、発車は定刻通りだった。 ここで遅れて郡山で乗り換えられなくなると帰れなくなってしまうので良かった。 車内は終点2駅前から立ち客が出たが、それまではすいていた。

10:40に郡山に到着。磐越西線に乗り換える。 会津若松行きは455系の6両編成だったが、前3両が新塗装だったのでそちらに乗った。

・郡山→会津若松(10:49〜13:05)

郡山を出るとすぐに田園地帯になった。しかしあちこちで土地の造成が行われており、 数年のうちに景色が一変しそうだ。 しばらく進むと北側の斜面に雪が見られるようになり、 そのうち斜面以外にも雪がみられるようになった。 しかし会津若松に近づくと再び雪は消えた。

会津若松までの間に車窓から「菅公学生服」のひし型の看板をいくつも見る事ができた。 こういう看板は地方でしか見る事ができないので探すと面白い。

12:05に会津若松に到着。只見線の発車まで1時間の空きがあるので、 食事をするために駅を降りた。 駅前の交差点を渡って右に曲がり、少し歩いたところ、中華屋があったので、 そこでソースかつ丼を食べた。同行者が会津ラーメンを頼んだが、 喜多方ラーメンとほぼ同じだった。

駅に戻り、おみやげとして「五郎兵衛飴」を買った。四角い餅状の飴で、 家に帰って食べたところ、水飴を固めた感じだった。 溶けるような食感がおもしろかった。

・会津若松→只見(13:05〜16:20)

只見線・只見行きはキハ48の2両編成で、前1両は自動ドア、後1両は手動ドアだった。 この原因は後になって分かった。座席数の6割程度の乗客で、定刻の13:05に出発。 会津坂下(あいづばんげ)までは普通の景色だったが、 そこを過ぎると勾配をゆっくりと、しかし着実に上って行き、 まもなく雪景色となった。天気も雪に変わった。

会津柳津(あいづやないづ)の駅前にはC11 244が置かれていた。 しかしあまり奇麗ではなかった。昔只見線で使われた物だろうか。

会津川口で上り列車の待ち合わせのためしばらく停車。タブレット交換が見られた。 この駅は下の写真のようにすぐ横が広い川になっていて、景色が良い。 ここから先、只見までの間にある6駅は1両分しかホームがないため、 前1両しかドア扱いをしない。後ろ1両が手動ドアなのはこのためなのだろう。

会津川口

次の駅の本名では踏切にかかったまま停車したが、 その状態で警報機は鳴り止んでしまった。 まあどうやっても通れないのだから良いのだろう。 しかし東急はこの状態でも警報機が鳴っていたように思う。

15:57に只見に到着。ここで乗り換えだと思ったら、 同じ車両がそのまま只見発小出行きになった。 列車番号を分けている意味は何なのだろうか。 上り列車は来なかったが、ここでもタブレット交換をしていた。 別の列車という扱いになるからであろうか。

只見では待ち時間が23分あるので、駅を降りてみた。相変わらず雪が降っている。 線路横の雪の高さは2mくらいだ(除雪の影響で高くなっているせいもあるが)。 ホームの名所案内には、尾瀬までバスで2時間55分と書いてあった。 ここから行けるとは知らなかった。

只見

・只見→小出(16:20〜18:18)

16:20に只見を出発。次の田子倉までは大部分がトンネルだ。 田子倉は、ダムの職員しか利用しないのではないか?という場所にあった。 しかし肝心のダムには、雪はあったが水は貯まっていなかった。 冬はダムを使っていないのだろうか。

田子倉と次の大白川の間は14.2kmもあり、 かつ列車の速度が遅いので20分弱かかった。この区間も半分がトンネルだ。 大白川では上り列車の待ち合わせで数分停車。

この辺りは、 国道252号線以外のほとんどの道路は雪の下に埋もれている(一部区間は国道252号も)。 雪の中から道路標識が顔を出しているので道路の存在が分かるだけだ。 橋も雪が積もっていて通れない状態だ。 この季節は誰も通らないから除雪も必要ないという事なのだろう。 しかし踏切の警報機は通常通り鳴っていた。

終点に近づくにつれて積雪は少なくなってきたが無くなる事はなく、 17:41に小出に到着。日は沈みかけている。 上越線上り列車は18:18発なので一旦駅を降りてみたが、大した物はなかった。 KIOSKを見たところ、ホワイト柿チョコがあったので購入。 柿の種をホワイトチョコでくるんだもの。 ネットでおいしいという話を見たので買ったが、他にも甘い物を食べていたので、 そんなにおいしいとは思わなかった。なおKIOSKは18時に閉店した。

・小出→水上(18:18〜19:48)

上越線の上り18:18発は普段は越後中里行きだが、3/31までは水上まで延長運転する。 この延長運転がないと、新幹線を使わない限り当日中に帰れない。 車内は高校生が多くある程度混んでいたが、ロングシート部分に座る事ができた。

越後湯沢では隣のホームにシュプール野沢・苗場号が停まっていた。 ほくほく線経由で神戸まで行くらしい。この辺りはスキー場の照明がきれいだ。

清水トンネル通過中は走行音がやけにうるさかった。 途中鉄橋を渡っているような音がする場所があったが、 どんな構造になっているのだろうか。「トンネルを抜けたらそこに雪は無かった」 となるかと思ったが、そんな事はなかった。 土合では、雪の玉が地面を転がっている様子を見る事ができた。

19:41に水上に到着。高崎行きに乗り換える。車両は同じ115系だが、 シートが新しくて頭の所にクッションがあるため、座り心地は良い。 6両編成で乗客も多くなかったが、ほとんど1ボックスに1人で座っているため、 3人でボックスに座るためには一番前の車両まで移動しなければならなかった。

・水上→三郷(19:48〜22:50)

水上を出発しても最初のうちは雪が残っていたが、後閑の辺りでほとんど無くなった。 途中進行方向に向かって左側の街中に、風力発電で使うような風車が1本あった。 赤城おろしの宣伝用(観光用)なのか、本当に発電で使っているのかは分からない。

停止信号のため、定刻の20:39に少し遅れて新前橋に到着。 終点の高崎まで乗っても良いのだが、次の上野行きは新前橋始発のため、 ここで乗り換える。シートは普通のタイプに戻った。

その後は特に変わった事もなく、22:22に浦和に到着。南浦和経由で三郷に帰ってきた。


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