23:43に東京を発車。早速車掌が回ってきたので、 横浜までの切符(=日付が変わって最初に停車する駅までの切符)を見せて、 18きっぷに翌日の日付を入れてもらう。 途中品川で、臨時の品川発大垣行き(全車自由席)が停まっているのが見えたが、 既に立ち客が出ていた。 ちなみにムーンライトながらの指定席券は全て売り切れとなっていた。
1:04に小田原に到着。ここから4〜9号車が自由席になる。 その車両にはたくさんの人が乗ってきたようだった。 もちろん座席は確保できないのでデッキや通路に座る事になる。 私の乗った2号車は名古屋まで指定席なので、 デッキに数人乗ってきただけで車内の通路は空いたままで済んだ。
途中何駅か停車したあと、由比付近で上りのながらとすれ違った。その後静岡に到着。 貨物列車の通過待ちのため8分停車。 だが貨物列車が遅れていたために、12分停車して4分遅れで発車した。
3:38に浜松に到着。ここでも貨物列車2本の通過待ちのため27分停車する。 この間に臨時の大垣行きが一旦追いついてホーム反対側に停車する。 ながらに乗っていて席が無い人の中に、臨時便に乗り換えようとする人がいたが、 到着した満員の車内を見てあきらめていた。 停車中、3:59に上りのサンライズ瀬戸・出雲が到着し、すぐに出発して行った。
4:35に豊橋に到着。ここでも20分停車する。この間に電車を降りて駅を見て回った。 最近建て替えたばかりのようで、とてもきれいだった。 停車中に空がだんだんと明るくなってくる。 ここで再び臨時便が追いつき、ながらの3分前に発車して行った。
豊橋から先はほぼ各駅に停車し、始発の普通列車の代わりとなる。 そのため「ここからはデッキや通路で寝ている方はお立ち下さい」 というようなアナウンスが流れた。 途中、岡崎と西岡崎の間の川に橋を架け替えた跡があり、橋台や築堤が残っていた。
大府と共和の間で、線路左側に空き地が現れた。未完成の南方貨物線だ。 大高の手前からはレールも敷かれている。笠寺の先で左側に分岐して行った。
ホームの頭上には、列車の扉の位置に合わせて電光掲示板が付いていた。 そしてこれから来る列車の時間や乗車位置が、そこに表示されるようになっていた。 乗客は次に来るのが何両編成であるかや何扉であるかを知らなくても、 この表示の下で待てば必ず目の前に扉がある事になる。 なかなか面白いシステムだと思った。
当初は7:33発の快速豊橋行きに乗るつもりだったが、 5分前に武豊線直通の気動車快速が来たので、これに乗って途中まで行く事にした。 車両はキハ48-3531、2両編成だった。
大府で快速豊橋行きに乗り換え。車両は新快速用のクハ310-8で、4両編成だった。 かなり混雑していて席を確保できなかったが、 次の刈谷で大勢降りたために座る事ができた。 転換式クロスシートという物を初めて見る事ができた。
刈谷から次の安城までの間はかなりのスピードで走っていた。 メーターを見たら120km/h強出ていた。さすがにこちらの電車は速い。 その後、岡崎から各駅に停車して8:38に豊橋に到着した。
9:47にトロッコファミリー号は発車した。 ED18-2が、客車2両とトロッコ車両2両を牽引している。 全車指定席で、1人に対して客車とトロッコ車両に各1つずつ席が割り当てられる。 次の停車駅の豊川まではトロッコ車両に乗れないため、客車で過ごす。 客車はスハフ12-104という物だった。
豊川からはトロッコ車両に乗る。こちらの車番はオハフ17-11だった。 ボックス型の木製のイスの間に木製の机が置かれている。 車体横には手すりより上は壁が無く、 雨が降ったら大変である(その場合は客車に移る事になる)。 ここから多くの乗客が乗りこんできて、8割程度の席が埋まった。 最初のうちは家も多かったが、10分ほど走ると自然が多くなってきた。
川の近くを走っているはずなのだが、 ちょっと離れているためかなかなか川が見えない。 見えたと思っても、間に木があったりして良く見えない。 しかし豊橋を出て80分、湯谷温泉と三河槇原の間で、 右手にきれいな渓流が見えてきた。 数十人もの人がそこにいて、こちらに向かって手を振っていた。 乗客に景色を楽しんでもらうため、列車はこの区間を徐行して行った。
この辺まで来ると、気温が下がっているのが良く分かる。 晴れてはいるが、冷房無しでも苦にならない。 池場の少し手前に長いトンネルがあり、中はひんやりして気持ち良かった。 トロッコ車両に乗っていると、まるで洞窟を進んでいるようで楽しかった。
茅野行きは4分遅れて到着した。 119系の2両編成で、後ろの車両は一部を幕で仕切って荷物を積んでいた。 たくさんの学生を積んで満員状態で出発した。
学生は5駅先の水窪までにほとんどが降りて行った。 水窪に、さきほどまで乗っていたトロッコファミリー号が停まっていた。 ここから先、静岡と長野の県境付近は、ほとんど家のない地域が続く。
鶯巣と平岡の間に橋を架け替えた跡があった。 平岡には、165系の車体1両が置かれていた。 駅を過ぎると平岡ダムが見えてきた。この辺りはとても景色が良い。
時又で反対方向の特急の交換待ちをする。 車両はながらの7〜9号車(名古屋で切り離された車両)に使われていた物だった。 次の駄科では、ホームに火事の跡があった。 ここの駅舎は、5月に高校生による放火で焼けてしまったのだそうだ。
飯田を過ぎて約15分。市田を過ぎた頃から雨が降ってきた。 トロッコ列車に乗っている間に降らなくて良かった。
スーパーあずさは4分遅れて到着した。 1駅14分だけという事もあり、デッキに乗車する。 遅れているためか、かなりのスピードを出していた。
小淵沢で始発の甲府行き普通列車に乗り換える。 車番を見たら、7/20に18きっぷ第1弾の旅で小淵沢から乗った車両と同じだった。
甲府で始発の高尾行き普通列車に乗り換える。しかしこれが9分も遅れていた。 そのため次の駅で、予定外に後続の特急を2本も待避する。 しかし元々停車時間が長い駅があったためか、大月で2分遅れになり、 高尾には定時に到着した。