プレミアシップ(17/NOV/2001)
アストン・ヴィラ (0‐0) ミドルスブラ

【得点者】
日記
前節ニューカッスルに完敗、3日天下で3位まで滑り落ちたVilla。次節のリーズを
皮きりに上位陣との対決が控えるVillaは、下位に低迷するボロを確実にたたき、
勝ち点を積み上げたいところだ。
先発はハッジが怪我のため右サイドに今シーズン初スタメンのストーン、センターバックに
ストーントンに変わってメルバーグが入る。
2トップの一角にクロアチア代表のボクシッチを擁するボロの2枚のセンターバックは、
もともとVillaのセンターラインを担っていたサウスゲートとエヒオグ。スタジアムから強烈な
ブーイングを浴びていた。
立ちあがりから圧倒的にVILLAのペース。15分ころ、裏に出たボールをアンヘルが
胸でトラップ、切り返してDFをかわしたあと左足を振りぬくがシュートはバーに嫌われる。
惜しい場面だったが楽勝の予感を感じさせた。ボロはかなりひきめに守備ラインをしき、
得点するよりも失点を防ごうという体制だ。VILLAは左右からのセンタリング、中央の
細かいパス回しなど多彩な攻めを見せるがなかなかゴールがわれない。
後半も前半と同じようなペースが続く。ボクシッチにはそれなりに期待していたのだが、
いい、悪いの前に彼にボールが出ない。ボロはそれほどまでに徹底的に守備的に戦って
いた。その堅守の前にVILLAも苦戦する。攻めの形は悪くはないのだが、決定期の数は
少なく、だんだん時間が過ぎていく。
後半残り15分ごろ、切り札ジノラを投入。生ジノラは初めて見た。が、ジノラ、全然
フィットしていない。確かにボールタッチが軟らかくて相手を簡単にかわせるし、キック力が
あり、深く踏み込まなくても遠くまでボールがけれるので相手と正対したままでもクロスが
上げられる。しかしドリブルは全部足についていないし、守備どころか、攻撃時でも動き
出しが遅く、長い距離を走る気が全然ない。これではスタメンに入れないのも無理はない
だろう。
ヘンドリーのやや惜しいミドルもあったが、結局このままスコアレスでタイムアップ。殆ど
ボールを支配していたのに得点が奪えないといういらいらする展開だった。
勝ち点3を奪えなかったのはちょっと痛かったが、現在ダンゴ状態の首位戦線は何が
起こるかわからない。時節のリーズ戦が楽しみだ。
(17/11/01) |