プレミアシップ(29/DEC/2001)
アストン・ヴィラ (1‐1) トットナム・ホト・スパーズ
【得点者】
A: アンヘル(90、PK)
T: ファーディナンド(30)
日記
今シーズンは「中堅」として推移している両チーム。こういう
チームには勝っておきたい。
今年から王者、マンチェスターUから移籍したテディ・シェリンガムと
ファーディナンドの2トップ、それからドイツ代表のツィーゲの剃刀
クロスはちょっと見物だ。
スパーズはアウエーということもあるのか、ちょっと引き気味。が、常に
外外を意識しているようで、危険を伴わない効率的な攻めだ。それに
最後、ツィーゲを経由するので非常に精度の高いボールが入ってくる。
ツィーゲのボールは低く、速いので触られたらそのまま失点する。
ボール保持率は圧倒的にVilla。それに前節のリバプールほど
プレッシャーがきつくないのでゴール前まで簡単に運べる。これは楽勝
かな?
が、先制点はスパーズ。左サイド自陣から出た長いボールを、
シェリンガムがスルー。VillaDF陣はみんなこれに釣られ、簡単に
ファーディナンドがシュマイケルと一対一にになり、0−1に。この守備は
ちょっといただけない。
後半に入っても圧倒的にVillaが攻めるのだが、スパーズのGKケラーが
よかったのと、何よりクロスの精度が悪く、ほとんどGKの守備範囲に飛ぶ
ために得点につながらない。今週もまただめか…。ロスタイムが4分と
表示されたものの、サポーターはホイッスルのなる前に続々引き上げて
いった。
ロスタイムもなくなりかけたころ、右サイドのサミュエルがやけくそクロス。
なんでもないボールに見え、DFが処理したと思ったが、レフェリーが突如笛を
吹き、PKを与える。後でTVを見たら、このDFが空中でバランスを崩し、
ボールが手にあたったらしい。思わぬ形で絶好機が転がり込んだ。非常に
プレッシャーのかかる場面だったがアンヘルがきっちりと決め、同点に。
その後のキックオフで、バックパスがサークル外のプレーヤに届く前に
試合終了の笛。ほんとに最後の最後だったようだ。
ボール支配率を考えたら勝ってほしい試合だったが、まあ奇跡的な同点弾で
今後弾みがつくことを期待したい。
(29/12/01)
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