DIVISION1(26/JAN/2002)
ストーク・シティ (2‐2) ウィガン・アスレティック

フライドポテトにすりつぶした枝豆をかける
Chips and Mushy Peas
【得点者】
S:Goodfellow(37)、Dadason(66、PK)
W:Green(20)、Dinning(25)
日記
DIV2初観戦は、バーミンガムから車で30分強のところにある、陶磁器の里
Stoke−On−Trentを本拠地とするStoke
City。現在DIV2では4位に
つけており、DIV1への昇格(上位2チーム自動昇格、3位〜6位プレーオフ)へ
向けて快進撃中。対するWigan Athleticは中位の14位。取りこぼしなく
ホームでたたいておきたいチームだ。
Stokeは赤と白のストライプに白のパンツ、Wiganは上下青。詰め掛けた
13000人のサポーターは、今までのどのチームよりもガラが悪かった。

StokeCiyのホームサポーター側ゴール裏。
”Come On Stoke”と手拍子を打ち鳴らし、
最初から最後まで大騒ぎ。
立ちあがりはWiganのペース。Wiganは良くも悪くも古き良きイングランドの
チームで、「蹴る−走る−ぶつかる」のキックアンドラッシュのチームだ。一方
Stokeはきっちり中盤で組みたてる。しかし朝から降っていた雨のため下が
悪く、前者の方が功を奏しているようだ。
Wiganは両ウィング、特に右サイドの17番TEALEががんがん行く。一方
Stokeはセンターフォワードの10番DADASONが起点となる。ポストプレーが
うまく、ためが出来る。そして左サイドの中盤、19番GOODFELLOWが、技術と
スピードを兼ね備えた好選手のようだ。彼だけ、ちょっと他とはレベルが違っていた。
先制点はWigan。17番のTEALEが右サイドをドリブルで上がる。タテを警戒する
あまり中に切りこまれ、そのままゴール前へ。対応するセンターバックも後手に回り、
するするとぬかれ、最後はGreenが簡単なゴールを決めた。
対するStokeはカウンターから反撃。40分、中央から見事なスルーパスが
Goodfellowに通り、完全な一対一となる。これを難なく決め、同点とする。
ところがStokeはまだピリッとせず、またまた17番TEALEに右サイドの突破を許す。
今度はぐいぐいとたてにぬかれ、深い位置からグラウンダーのセンタリング、これを
Dinningが押しこんで2−1。

後半はほぼStokeペースに変わる。キックアンドラッシュは長くは通用せず、
クリアが全部拾われるのでStokeが完全に中盤を支配、一方的なゲームとなる。
そして中央から出たスルーパスに、ゴールに向かったところを戻ったDFに倒され、
これがPKの判定。これをDadasonがしっかり決め、同点とする。
この後もペースは変わらず、Stokeの猛攻が続く。特に左サイドのGoodfellowが
切れ味鋭いドリブルを見せ、何度もチャンスを演出する。しかし最後の最後で決め手を
欠き、引き分けに終わった。
試合自体のレベルは、プレミアと比べれれば決して高いとは言えなかったが、
それでも退屈せずに見られたのは多分にスタンドの盛りあがりのためだったと思われる。
面白いゲームを演出するのは選手だけではなく、サポーターたちの役割も
大きいのかもしれない。
(26/01/02) |