プレミアシップ(09/FEB/2002)
アストン・ヴィラ (1−1) チェルシー

【得点者】
A:マーソン(30分)
C:ランバート(70分)
日記
先週中の突然辞任したグレゴリ−に変わって急遽抜擢された、
元イングランド代表監督、グラハム・テイラーの初采配。逝去されたQUEENの
妹、マーガレット皇女の追悼の黙祷のあと、キックオフされた。
新監督とはいえ、シーズン途中の着任。いきなり大胆なことが出来るわけはなく、
先発は怪我のシュマイケルに代わってGKエンケルマン、DFは左からサミュエル、
ストーントン、メルベグ、デレイニー、中盤は左からマーソン、ヘンドリー、
ボーティング、ハッジ、2トップはアンヘル、ヴァッセルと、いつもと変わり映えの
ないメンバーだった。
が、気のせいか、今日はVILLAの動きがいい。特にハッジはここ数試合、中で
使われることが多かったが今日は右サイド、かなり開いた場所でプレーしていて、
抜群のばねを生かしたイキのいいプレーを見せてくれた。
先取点は前半30分頃、深い位置でスローインを受けたヴァッセルが胸トラップで
ターン、DFをかわす。ヴァッセルは、このようなDF背負ってのターンが非常にうまい。
右足から放たれた強烈なシュートはDFにあたってコースが変わったが、ゴール前に
つめていたマーソンの前に。それを滑り込みながら押しこむ。エースの久々の
得点に場内一気に沸きあがる。
チェルシーはフランス代表のデサイー、プチらを擁するロンドンの金持ちチーム。
しかしゲームはVILLAが支配。しかも今日はボールがよく回り、いいかたちで
ハッジに渡る。ここ数試合のイライラがウソのようだ。
後半15分頃、チェルシーは切り札ゾラを投入。今は一線を退いたがかつての
イタリア代表のエースを張っていたテクニシャンで、チェルシーではこのように
後半途中からジョーカーのように使われている。
同点弾はそのゾラから。中盤やや右から、ストートンの裏を取る見事な裏パス。
八セルバンクが頭でおとし、走りこんだランバートが右足で押し込んだ。

チェルシーの切り札、ジャン・フランコ・ゾラ投入
試合はそのままどちらもゴールを割ることなく、1−1で終了。しかしパフォーマンスは
ここ数試合でもっともよく、単純に見ていて面白い試合だった。Villa再浮上の
きっかけとなるか?
(09/02/02)
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