DIVISION1(23/FEB/2002)
バーミンガム・シティ (3−2) ワトフォード

【得点者】
B:パース(20分)、ムーニー(40分、50分PK)
W:ペナト(60分)、自殺点(93)
日記
現在ブルーズは9位。自動昇格(2位以内)はちょっと苦しくなってきたが、
他チームより2試合少ないため、プレーオフ進出(上位6位以内、うち1チームが昇格)圏は
十分射程距離だ。今日の対戦相手はかつてのイタリアのエース、ジャンルカ・ビアリが
監督を務めるロンドン郊外のチーム、ワトフォード。ワトフォードの試合は一度、川口の
ポーツマスとの対戦を見に行ったことがある。
プログラムのメンバー表を見ると、なんとエースのMarcelloがいなくなってる!メンバー
から外れたのではなく、いなくなっているのだ。背の高いターゲットマンでヘディングに
強かったが、ブラジル人とは思えないくらいへたくそだった。怪我か、それとも解雇されたの
だろうか。代わって背番号8を付けているのがSTERN
JOHN。先週からチームに加わり、
前節のBarnsley戦ではいきなり決勝ゴールを挙げたようだ。トリニダード・ドバゴ出身という
ちょっと変り種。トリニダード出身というとかつてのマンチェスターのエース、ドワイド・ヨーク
がいるが、やはりアメリカ圏の国、サッカー選手はあまりいない。
立ちあがりはブルーズ。2トップに件のスターン、それにムーニーが入っている。
が、ブルーズの攻撃は相変わらず放り込み中心で、あまり効果的な組み立てが出来ない。
両チームとも右サイドに、それぞれDevlin、Bennatというスピードとテクニックのある
ウィングタイプがいて、そこから攻撃が始まる。ブルーズのDevlinはボールがしっかり
キープできるしタテへの突破も鋭い。こんな選手いたかな?と思って後でWEBサイトを
見てみたら、なんと2/7加入の選手らしい。
先取点はブルーズ。オフサイドとラップをかいくぐった11番、オーストラリア人LAZARIDIS
が深い位置からセンタリング。これは流れたがもう一度右サイドから降り返し、最後は
パースが押しこんだ。しかしセットプレーでもないのになんでセンターバックのパースが
こんなところにいるんだろう。
続く40分頃、SternJohnがロングボールを頭ですらし、後方へ。走りこんだLazaridisと
ムーニーとでキーパーと2対1に。さすがにキーパーはどうすることも出来ず、Lazaridisから
ムーニーへと渡りあっさりと2点差。
後半もブルーズペースは変わらず。後半立ちあがりにPKを得るとムーニーがきっちり
決め、3点差に。これで勝負あった。かに見えた。
が、ここでビアリ監督はやけくそになり、一気に2選手を交代。調子のいいBennatをトップ
に上げる。そして60分、右サイド深い位置でそのBennatがボールをキープ、ブルーズ2人
がかりでも取れず、ファールを与える。そしてこの位置からBennatが直接放り込んで
3−1とした。左サイドからセンタリング気味、緩やかに曲がっていくボールがサイドネット
に収まるかたち。あのあたりはキーパーの泣き所だ。
そして一気にワトフォードの押せ押せペース。ゴール前のシーンも多く、いつ得点が
入ってもおかしくなかったがなんとかふんばり、結局終了間際、自殺点で一点を
失ったものの、なんとか3−2で逃げ切った。
試合終了後、マンチェスター 1−0 アストン・ヴィラの結果が場内アナウンスされる。
にっくきヴィラの敗戦で、スタジアムは興奮の絶頂を迎えた。
(23/02/02)
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