PART5 −バンコク三度(みたび)―
ワット・トライミット ルンピニ公園
ルンピニ公園でゆっくりした跡、タクシーで帰る。シャワーを浴びてさっぱりしたあと、桃のご両親と一緒に近くのタイ料理レストランへ行く。ここでアユタヤでの話を肴に最後のタイ料理を楽しんだ。 翌日。今日の夜、12:15の飛行機で起つ。今日はバンコク市内を買い物中心にまわる予定だ。桃ママのアドバイスでいろいろルートを決めて出発する。主にお土産を買うわけだが、タイの名産で適当なのはタイシルクである。その中でも高級ブランドで知られる、ジムトンプソンの店に行った。スカーフが、安いものでも1000バーツ程度と、タイの物価を考えると確かにかなり高め。そこではメインのお土産を買って、あとは会社に配ったりどうでもいいやつに送ったりするお土産を買いに行く。シーロムビレッジと呼ばれるお土産センター、地元のデパートのワールドトレードセンター、マーブルクローンセンターなどをまわるが、結局地元の「フジスーパー」で見つけた、ドリアンチップスを購入。東南アジアの果物の王様、ドリアンのドライフルーツだが、例の独特の匂いはほとんどなく、先日桃宅で少しもらったときに味見したのでハズレはないはず。以前会社の人がシンガポールのお土産に「ドリアン飴」を買って帰ってきたが、そのときは封をあけただけでものすごいにおいが充満し、大ヒンシュクを買ってしまった。朝、ゆっくりしていて桃宅を出たのが遅かったためか、フジスーパーを出るころにはすっかり暗くなってしまっていた。シーロで桃宅まで帰り、桃ママと一緒に最後の晩餐に向かう。「ソール」(ソウルのことだろう)という焼肉屋で、日本人が山ほどいた。肉の種類も「タン」や「カルビ」など日本のものと変わらず、これから飛行機に乗るというのに山ほど食べてしまった。 それから一度桃宅に帰り、荷造りを終えて、ソンポンさんに空港まで送ってもらった。 たった一週間ということでどれくらい回れるか、と思っていたが、桃のご両親が滞在していることもあり、心強くあちこちめぐることができた。トルコのときはとにかく一分一秒でも無駄にしない、とがしがし歩いたが、今回のようにのんびりとリラックスしたたびというのもいいかもしれない。ひとつ旅行の仕方にレパートリーが増えた気がするが、負け犬と呼ばないで。
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