題名:[119:miyachi@ieux01.] NEW YORK V
Date: Sat, 6 Apr 96 11:30:32 +0900
From: miyachi@ieux01.ins.u-tokyo.ac.jp (Takahiko Miyachi)
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* ニューヨークは先日、今年最後と思われる雪が降りました。かと思えばアホなアメリカ人が半袖で歩き回るほどの陽気になったりと、極端ながらも三寒四温の様相です。 * こっちに来てもう一ヶ月半になります。ついたころは20インチも雪が積もったり、零下10度になったりと、同じ地球上の国とは思えない気候でしたがボチボチ気温が上がって来て芝生が露になり出すと、白と茶色のモノクロだった景色がカラーになってきたりして、ちょうど季節の移り変わる時期に滞在できたのは良かったなあ、と感じます。ようやく余裕がでてきた、といった ところでしょうか。 * 僕のいる研究所は物凄い田舎にあります。マンハッタンから東へ1時間半ほど車を走らせて行くと、だんだん森に囲まれてきて、その森の真ん中に研究所があるわけです。こんな立地条件だから、最寄りのセブンイレブンまでは車でいかなくてはならないし、近くのスーパーに買い出しに行ったり晩飯を食べに行ったり、というのも皆でわらわらと車に乗り込んで、高速道路にのっての遠出になります。そのかわりといっちゃあ何ですが、土地は腐るほどあって、研究所にはほとんど二階だての建物がないし、芝生や木をたくさん残していて環境としては悪くありません。そんで、そんな中で空がスカッと晴れたりすると、東京で感じるのより空が広い、とか思えるんですよね。これは別に東京に限った話じゃないんだけども、高い建物があると知らず知らずのうちに視野が限られているわけで、東京には空がない、と言いたくなるのも分るような気がします。そんな、広い広い空を見ていると気分がいいと言うよりもどこか物悲しくなってくるのはホームシックのせいかな。 * 今回はシリアスバージョンでお届けしました。あんまり遊びに行ってないので、ねたがないんです。
* 結局4月の中頃に帰る頃になりました。そのとき、それぞれ社会人2年目を
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