** 毎日新聞 **
法政大学(本部・東京都千代田区)社会学部の学生たちが、
地下鉄を中心に東京23区を紹介する観光ガイドブック
「東京地下鉄日和」を製作した。日常的な交通手段である
地下鉄を観光という視点から見直し、12路線沿線の個性豊かな
表情をとらえた本ができあがった。 ガイドブックづくりに取り組んだのは加太宏邦教授の3年生 のゼミ生16人。加太ゼミは「人はなぜ観光するのか」「観光 とは何か」という問題を考える手法として、毎年、ガイドブック の作成に取り組んでいる。今年度はガイドブック作り以外の方法 を模索したいという加太教授の意向もあり、一昨年12月から ゼミ活動について議論を重ねてきた。さまざまな企画が出されたが、 「やはり本を作りたい」という意見が強く、多摩地区が中心だった 先輩たちのガイドブックとは違うものをと、東京の地下鉄をテーマ< にしたガイドブックを作ることに決めた。 昨年6月から8月にかけ、2人ずつ8組のチームに分かれて路線 ごとに駅の周辺などを取材。メールを使って連絡や意見交換を続け ながら10月まで追加取材し、編集と校正作業を経て、12月25日 に「東京地下鉄日和」ができ上がった。 ゼミ長の北原瞬さんは「地下鉄から見た東京という街の過去、 現在、未来の移り変わりを探り、点と線、地下と地上という立体的な 切り口で東京の見方を紹介しています」と話す。一般にも1冊1000円 (送料込み)で頒布している。入手方法は同大のホームページで*。 *完売のため在庫ありませんm(_ _)m
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** 毎日新聞 ** 2003.4.12
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