監修　山下大厚
15cmx21cm 全152pages カラー 28pages　Subway Map付き

• 東京の地下鉄は日常的な目では、効率や利便の観点から語られる都市交通の手段でしかありま
  せん。特に首都圏の大学に学び、生活する私達にとって、とても身近であるゆえに、その存在を深
  く考えることなく利用しているものと思われます。しかし、東京の中心部を網の目に走る地下鉄をこ
  の程度の利用価値にとどめておいていいのでしょうか？果たして他の利用価値はないのでしょうか？　　　　　　　　　　　

• 東京の観光といえば、もっぱら、「はとバス」で東京の見所を一通りまわるというのが、一般的なもの
  なのかもしれませんが、諸外国を例にとってみれば、地下鉄は優れた都市観光の手段となっていま
  す。そこで、私達は、観光の意識を形成しにくくなっている地下鉄を、どのようにしたら、地下鉄を都市
  観光の主役として演出できるかを考えたいと思いました。『東京地下鉄日和』はそのささやかな提案です。

• 本書の特色は、地下鉄から見えてくる東京という街の昔‐今‐未来の移り変わりを描き、さらに
  地下と地上の関係を探ることで見つかる新たな「東京」へのまなざしを提供することにあります。
  

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