JR四国完乗ツアー

2000年5月2日(火)

 阿南→中村



海部駅にて 阿南→甲浦

今日からは、3日間有効の四国フリーきっぷを使う。 \15,700でJR四国全線と窪川〜若井間が利用出来る切符だ。特急の自由席が利用できる。 今回は車での移動も多いため、 金額的には普通に切符を買うのとほとんど変わらないが、面倒でないのが良い。

7:48発海部行き(2両編成)は、昨日ほどではないが、 やはり高校生でいっぱいだった。その高校生達は新野(あらたの)で下車。 車内は突然静かになった。

田井の浜(臨時駅)で海が間近に迫ってきた以外は延々と山の中を走り、牟岐に到着。 少なくなった乗客の大半がここで下車し、車内は2両で10人ほどになった。 ここから先はトンネルが多いが、海もよく見える所を走る。

海部で阿佐海岸鉄道に乗り換え。車内は両端に転換クロスがあり、 中間部には通路を囲むような形で曲げられたロングシートが設置されている。 初めて見る形だ。

終点の甲浦(かんのうら)まではトンネルの連続だった。 しかしその合間に見える景色は沿線で一番奇麗だった。



後免駅舎 甲浦→後免

甲浦で先に到着していた車組と合流。車で室戸岬を目指す。 ずっと海岸沿いを走り、45分ほどで岬に到着。 すぐに海面と同じ高さの所まで行けたが、大きな岩がたくさん転がっていて、 なかなか険しい風景だった。岬を散歩して、 「室戸深層水入りドリンクM-320」を買って、灯台に行って、岬を後にした。

次は後免に向かう。 奈半利からは2002年開通予定の土佐くろしお鉄道阿佐線とほぼ並行して走る。 車から建設中の奈半利駅が右側に見えたようだが、見損なってしまった。 路盤は8割方できていて、途中に「平成14年6月開通」の看板が立っていた。 この鉄道は1974年に廃止された土佐電気鉄道安芸線の跡を利用しているが、 途中から並行している自転車道も、 一部は明らかに廃線跡を利用したと分かる曲線を描いていた。

およそ2時間で後免に到着。道路に駅への看板が無かったため、 ちょっと迷ってしまった。駅舎は想像よりずっと小さくておどろいた。 ここで1人下車して土讃線に乗る。他の3人は高知城に向かった。



高知の路面電車 後免→高知

14:10発のしまんと6号に乗車。最初は阿波池田まで行く予定だったが、 土佐山田で普通列車が待っていて、乗り換えても間に合うと分かったので乗り換えた。

次の駅の新改(しんがい)はスイッチバックだった。 特急はスルーするため通っても気づかないはずで、乗り換えた甲斐があった。 発車時はあまりにもゆっくりとバックを始めたが、 車内はそれが当然とばかりに静かで、のどかな列車だなあと思った。

15:56に阿波池田に到着。南風9号で折り返す。 途中、大歩危〜小歩危間は景色が良いのでお楽しみ下さいというアナウンスがあった。 ちなみにこの区間だけ、行きも帰りも雨が降っていた。

17:18に高知に到着。駅を出て周辺を散歩する。 しかし路面電車を見た程度であまり収穫はなかった。 街が栄え過ぎていてあまり面白くない。 なお高知駅周辺は高架化するらしく、工事が行われていた。



高知→中村

18:37発の南風11号はものすごく混んでいた。 デッキや通路は身動きがとれないほどだった。 私は窪川で降りたが、その後も人は減ったが立ち客がいる状態は変わらなかった。 3両編成と短いのでなおさらだ。9号は4両編成だったのに。

窪川で既に着いていた車組と合流。中村に向かう。 道路以外は真っ暗で、どんな景色か全くわからないまま、 約1時間で今夜の宿「ホテルセンチュリー四万十」に到着。 建物が新しく、なかなか良い宿だった。 Mがガソリンスタンドが閉まっていたので開いている所が無いか受付に聞いたところ、 中村市では協定で20時に閉店する事になっていると言われた。 朝は7時に開店するというので、明日に給油する事にする。

夕食は近くの「ビールハウス四万十」で済ませ、明日7:30にロビーに集合する事にし、 0時過ぎに寝た。

翌日(5/3)へ

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