JR四国完乗ツアー |
1時間強で足摺岬に到着。展望台からの景色はとても奇麗だった。 室戸岬よりもこっちの方が美しい。その後灯台を見て30分ほどで出発。 宿毛(すくも)に向かう。 ここでもスカイラインを通らず、岬の反対側の県道27号を通った。 さっきよりましだったが、やはり狭い道路だった。 よほどの理由がない限り、スカイラインを通った方が良いようだ。
宿毛までの約1時間半の間には、道の駅が3つもあった。 今回は1箇所も寄らなかったが、結構便利だなあと思った。
10:50に宿毛に到着。11:08発の窪川行き普通列車があったのでそれに乗る。
他の3人は車で宇和島に向かった。
土佐くろしお鉄道の各車両には愛称が書かれた絵入りのマークが付いていた。 TKT-8001が「とんぼ」、8003が「くろしお」、8011が「さくら」というのは分かった。
荷稲〜若井間はループになっているが、
ただカーブしたトンネルが続いているだけで面白くなかった。そして窪川に到着。
予土線に乗り換える。
途中、土佐大正でトロッコ列車とすれ違ったが、本当に簡素な木造のトロッコだった。 おととい徳島でみかけたよしの川トロッコ号は作りがしっかりしていたのに比べ、 大きな差がある。しかしこちらの方がトロッコらしくて良い。
十川駅前では、四万十川の上空に何百匹もの鯉のぼりが泳いでいた。 しかし数の割にいまいちインパクトが無かった。
途中、吉野生(よしのぶ)という駅があった。 JR四国は高橋由伸を使ったポスターを各駅に掲示していたが、 まさかこの駅名が縁で起用したとか…。
15:07に宇和島に到着。駅前では宇和島城築城400年のイベントの一環として、 ミニSL「汽笛一声宇和島号」が運転されていた。 乗る予定の列車は50分後なので、駅を降りて散歩する。 宇和島城が見えたが、距離的に往復できそうも無いので眺めるだけにしておいた。
駅の焼きたてパンの店で遅い昼食を買って駅に戻ると、改札前に、
乗る予定の宇和海18号の自由席待ちの列が伸びていた。
しかし5両編成中4両が自由席と聞いて安心する。
実際にも席は半分ほどしか埋まらなかった。昨日の高知とは大違いだ。
内子線に入ってからは列車は猛スピードで飛ばした。トンネルに入ると耳が痛くなる。 内子から13.3kmをわずか8分で走破し、伊予中山に到着。 隣で待っている普通列車(1両編成)に乗り換える。信号故障のアナウンスがあったが、 6分遅れて無事発車。この時点では復旧したと思ったのだが…。
向井原は分岐駅ながら、1面1線の簡素な無人駅だった。 高架の線路下は大通りで、車が大量に行き来しているのとは対照的だ。 ここで長浜経由の八幡浜行きを待つ。時刻通りなら3分後には来るはずだが、 全然やって来ない。しばらくしてアナウンスが流れた。 「予讃線の松山〜宇和島間は、電気的な故障のため、運転をしておりません」。
1時間たっても運転は再開されない。 唯一車に残ったMは、なぜか再び宇和島に向かっているらしい。 このまま動かなかったらどうしよう。 Mに迎えに来てもらうにしても2時間はかかるし、その前に日が暮れてしまう…。
見知らぬ土地の無人駅なので、ただ待つしかない。さらに30分経過。
やはり列車は来ないので、松山駅に電話をかける事にする。
KがPHSに電話番号を打ち込んだその時、静かに列車が近づいてきた。
運転再開のアナウンスも、接近放送もなく、それは突然だった。
高野川駅は、ホーム脇がツツジで埋め尽くされていて綺麗だった。 明日車でここを通る予定なので、立ち寄る事にする。
定刻より1時間20分遅れて八幡浜に到着。 ちょうど5分前に着いたというMの車と合流し、今夜の宿「ホテル八昭」に向かった。
ホテルはとても古かった。受付ではMSX「Panasonic A1ST」が活躍していた。 部屋の明かりもとても暗い。昨日のホテルとは対照的だ。
夕食は「どんと」(ファミレス)で済ませ、明日は7時出発という事で合意し、
0時頃に寝た。