【42】 28/JAN〜02/FEB/2002
英語いろいろ

  

28/JAN/2002 -Mon- 英語いろいろ

 先週からデトロイトオフィスのジョシュが来ている。ジョシュは、ARUPでは意外に少ないアメリカ人で、
当たり前だが思いっきりアメリカンイングリッシュを話す。日本にいるときは、英語といえば
アメリカンイングリッシュで、UKに来た当時はブリティッシュイングリッシュに戸惑いがあったが、
今はむしろ、舌の上にピンポンダマが乗っているようなあの独特のアメリカ人の発音に違和感を感じる。
 まあこれは全部自分の勝手な認識なんだけど、 UKの英語は他にもいろいろ特徴がある。
まず「r」の発音が一番違う。上記のようにアメリカ人は「r」で思いっきり下を内側にそらし、音を口の中で
響かせる。イギリスの「r」も基本的に同じだが、アメリカ人ほど極端ではない。
 次に発音記号で書くと[ae]、アとエの中間のような「a」(実はこれが英語の発音をウマイと思わせる
コツのひとつなのだが)、ブリティッシュにはこれがあまりなく、普通のアに近い。たとえばmake、
アメリカ人が言うと「メイク」となるが、イギリス人はむしろ「マイク」となる。そのとき少し鼻の穴を
膨らませるのがポイントだ。
 それから語尾にある「t」について、アメリカ人は続けて発音してラ行に近くなるが、
イギリス人は完全に省略して「ッ」になる。「…、but I have…」は、アメリカ人なら
「…、バライ ハヴ…」となるが、イギリス人は「…、ブッ アイハヴ…」となる。ロンドンの
名門サッカーチームに「Tottnham」というのがあるが、一般的に「トッナム」と呼ばれている。
多分アメリカに同じ名称があったら「トロナム」見たいになるんじゃないかな。
若い人ほどこの「t」を「ッ」に起きかえる傾向が強く、早口で言われるとこれが
一番聞き取りづらい。
 また、「ca」の組み合わせは英語では良く出てくる。日本の英語では「キャ」と発音するように
教わったが、イギリス人の発音は「カ」に近い。「career girl」はアメリカでは「キャリアガール」、
イギリスでは「カリアガール」。「I can't go」は、アメリカ人は「アイ キャン(ト) ゴー」、
イギリス人は「アイ カン(ト) ゴー」となる。なぜか、「I can go」の場合はイギリス人でも
「アイ キャン ゴー」に近くなる。「CANON」はそれぞれ「キャノン」「カノン」に近い。
ちなみに「CANON」の日本語表記は「キャノン」でも「カノン」でもなく、「キヤノン」だって知ってた?
 もちろん東京弁と大阪弁が全くちがう言葉であるように、イギリス国内にも訛りはある。上記に
挙げたのはいわゆるQUEEN'S ENGLISH、ロンドン北部の正当な英語で、むしろアメリカ英語の方が
訛りである。イングランド北部、ニューキャッスル(ニューカッスル)あたりは日本でいう大阪弁。
とにかく早口でまくし立てる。そして誰に言っても肯定してくれないが、非常にアメリカンイングリッシュ
に似ていると思う。うちのグループではニールがその地方出身だが、最初はアメリカ人かと思っていた。
でもUKの人にとってアメリカイングリッシュは田舎言葉のような扱いらしく、「アメリカイングリッシュだね」
と言うといい顔されない。ロンドンの下町ではコックニーと呼ばれる方言が強い。これは上記に
挙げた特徴を更に強くしたもので、オーストラリア英語の元となったといわれている。「I went to
hospital today」が、「I went to hospital to die」に聞こえる、というジョークが、中学校の時の
教科書に載っていた。そして一番聞き取りづらいのがスコティッシュだ。なんとも説明しづらいが、
あえて言うと「r」が日本人のラ行に近く、「s」が「シャ シ シュ シェ ショ」になる。「This is great」が
「ジシジュ グレート(「レ」は日本語の「レ」)」みたいな感じ。うーん。うまく書けないや。

 以上がMの感じた英語の違いですが、どうでしょう。異論反論お待ちしています。

29/JAN/2002 -Tue- アマゾン・ドット・コム

 コリンがアマゾン・ドット・コムでCDを買ったそうだ。今ヒット中の、ロビー・ウィリアムズと
ニコール・キッドマンがデュエットしているやつ。なんだっけ、タイトル忘れちゃったけど。
「でも1枚買うだけじゃ送料がかさむんじゃない?」
「でもすごく安かったんだ」
「どのくらい?」
「10ポンド。タワーレコードで買うと12ポンドだよ」
「送料は?」
「2ポンド」

30/JAN/2002 -Wed- グレゴリ−辞任

 今週も水曜日はサッカーの日。17:00から。日がちょっとずつ長くなってきていて、今までは
真っ暗だったけど、今はちょっとだけ明るい。

 さて、今日はVillaの試合があった。長いトンネルの中にいたVillaだが、前々節(ダービー)、
前節(サンダーランド)と、久々の連勝を収めた。が、急遽、ここに来て突然のグレゴリ−監督の辞任。
プレミアでも名物監督として知られているだけに衝撃は大きかった。詳細は明らかにされていないが、
チームオーナーのダグ・エリスとの確執、というのが事情通の見方だ。
 今日のエバートン戦は、サポーターは終始「we want Ellis out」と歌いつづけ、エリスを非難。
試合も低調でほとんど見所のないまま0−0の引き分け。

31/JAN/2002 -Fri- カレー

 ARUPカレークラブというのがある。なんのことはない、社内のカレー好きが集まってカレーを食べる
のだ。そんなばかばかしいクラブには参加していないが、宗主国の関係でインド系が多いUKでは
安くておいしいカレー屋(本当はカレー屋ではなく、インド料理屋)が多い。仕事の後、Colinと、
ARUPカレークラブ推薦の、SolihullにあるSHADES of RAJに行き、タンドリーチキン、
ラムカレー、野菜カレーをいただいた。うまい!

wpe1F.jpg (13270 バイト)
ARUPカレークラブ御用達、SHADES OF RAJ

01/FEB/2002 -Sat- Abandoned Match

 2月突入。日本では1月の終わりから2月はじめがもっとも寒い時期だが、UKではちょっとずれていて、
12月終わりから1月半ばくらいが一番寒い。2月にはいるとだんだん暖かくなってくるそうな。

 昨日から天気が荒れ模様。今日は朝から雨が降っている。
 ほんとは今日はコベントリーに行こうと思っていたが、雨の中歩くのもいやなので予定変更、
午後からバーミンガムシティの試合を見に行った。

 切符を買って入場しようとしたが、なぜかものすごい列が出来ている。単にゲートをくぐるのに
戸惑っているのだが、なんでこんな列が出来るのだろう。おかげで開始5分見逃した。バーミンガム
シティは選手入場のシーンがカッコよく、それを見るのも楽しみのひとつなのだが、音楽だけが
スタジアムの外にこぼれてきてやきもきしていた。

 試合開始とともにUKにしては珍しく雨が強くなってきた。芝にはだんだん水が浮いてきて、
後半が始まる頃にはもはや田んぼ状態。ボールがとまるしスライディングすると10メートルくらい
シューっと滑っていく。後半始まってすぐの5分頃、突然、審判が試合を止め、
何やら協議をはじめた。「グラウンド状態が悪いので15分間中断します」。
で、15分たっても一向に雨は止まらない。「グラウンド状態が悪いため、
試合続行が不可能です。この試合はabandonされました」。 
 サッカーって雨でもやるスポーツだろ?芝の状態が悪いと中止になるの?
っていうか金返せ!

wpe20.jpg (7559 バイト)
Blues-Creweは雨の中でキックオフ

wpe26.jpg (4940 バイト)
雨はやまず、後半に入るとピッチは田んぼ状態に

wpe21.jpg (7861 バイト)
協議中の審判団。このあと結局試合は中止に。
しかし日本の梅雨の雨量はこの日ではない。
ワールドカップは大丈夫か?

 

02/FEB/2002 -Sun- 風邪引いた

 昨日雨の中試合を見に行ったせいか、ちょっと体調崩した。スタジアムは屋根があるが、車を
とめたところからスタジアムまでは濡れながら歩かなくちゃならないし、何より顛末にがっくり来た。

 というわけで今日はちょっと買い物に出た以外はずっと本読んだりWEB書いたり。あまりに
時間があったので、今まで書いた日記に全部タイトルいれました。これで過去の日記を
読み返す気がでてきたでしょ?俺って暇人?