25/MAR/2002 -Mon- A氏 日曜日A氏の家に泊めてもらい、彼の出社にあわせて家を出た。
地下鉄を降りるとき、UK風に軽く握手してわかれた。
A家に初めて来たのはこっちに来て2ヶ月ほど起った時、6月の終わりだったと思う。
まだ美紅ちゃんは生まれていなかった。あの頃、ようやくUKでの生活になれてきたものの、
周りに日本人もおらず、UKのいろんな慣習に戸惑っていて、結構心細い思いをしていた。
それ以来何度もロンドンの自宅に泊めてもらい、こちらでの生活のしかたや日本の情報を
教えてもらった。なにより日本語で心置きなくいろんなことを夜遅くまで話すことが出来た。
A氏一家には感謝の言葉もない。
A氏の家からはロンドン市内へは地下鉄一本。ユーストン駅に荷物を預け、
最後のロンドン観光としゃれこんだ。
ロンドンの観光にはオープンのダブルデッカー(2階建てバス)を利用した、
「Hop on Hop off」が最適。ロンドン市内の観光名所をほぼ網羅し、だいたい10〜15分
ごとに来るバスに自由に乗り降りして市内をまわれる。市内をまわるだけなら
METRO(地下鉄)の方が断然速くて安い(一日券4ポンド)が、移動そのものも観光の
一つで、観光名所だけでなく、ロンドンの町並みそのものも楽しめるし、なにより
ライブでの観光ガイドが楽しめる。昔はテープのガイドをイアホンで聞くのが主流だったが、
最近はガイドが乗って楽しい中継をするバスの方が多くなっている。

このところ天気がよく、今日も好天。
トラファルガー広場のネルソン提督も
今日は一段と凛々しく見える。

無印良品はMUJIのブランドで
ユニクロに先駆けてUKに展開している。

幸運なことに、ホースガードの騎兵隊の行進に
出くわした。バッキンガム宮殿からマーブルアーチまで。

世界的に有名なマダム・ダッソーの蝋人形館に行こうと思ってたんだけど、
月曜日だというのに恐ろしい列が出来ていたのでやめ。そばにある
シャーロック・ホームズ博物館にいった。ホームズの舞台となる
ベーカーストリート221bに、小説の設定をそのまま再現した博物館。
上の写真はホームズとワトソンがいつもくつろいでいた居間。

ちゃんとトイレもある。なかなか赴き深いトイレだ。

博物館の前にて。

その後もう少し観光して、ユーストン駅から
バーミンガムへ向かった。バージントレインの
赤い特急もこれが乗り納め。
気分はもうすっかり帰国モードだが、実はまだ解決していないことがある。水道、電話、
そして家の保証金の払い戻しだ。前二つはちょっともうあきらめた。しかし後者は
1190ポンド(24万円)と、とてもあきらめられるような金額ではない。
もともと退去日を決めるとき、27日出発と伝えてそれに間に合う日、として先週の
火曜日に決まったのだ。それを先方の都合で(連絡なしに)ずるずると延ばし、
木曜日にインスペクションを行った。そして保証金の払い戻しは小切手になるが、
エステートエージェンシーの小切手にサインできる担当者が毎週金曜日にしか
来ないそうで、小切手の発行はその日以降になる。郵送になるとまた
遅れるので、先週土曜日に直接そっちのオフィスに行く、と伝えてあった。
ところが金曜日、向こうから電話があり、急遽担当者が来られなくなったので
まだ小切手が発行できない。担当者は改めて土曜日、あるいは翌月曜日に
来るので、小切手が発行出来次第、直接持っていって郵便受けに
入れておく、と伝えられた。で、先週土曜日には届かなかった。したがって
遅くとも今日には届いているはずである。
6:00ごろ、家に着いたが、当然のようになんにも届いていなかった。もう
どうなってるんだ、一体。水曜の午前中出発だから明日には銀行口座をクローズ
しなくてはならない。小切手は銀行なり郵便局なり、なにかしら口座を持っていないと
換金できないので、それまでに小切手を受け取らなくてはならないのに。
エステートエージェンシーに電話したが誰も出ない。仕方がない、明日の
朝イチで直接オフィスに行くか。まったくなんでこんなに気を揉まなくちゃ
ならないんだ。 |