【11】 11〜17/JUN/2001
日本食

11/JUN/2001 -Mon- 染物屋

やってしまった。
こちらの洗剤は漂白剤が入っており、色物を洗うときは色物用の洗剤を
使用しなければならない。が、たとえば紺色のものはそれでも色落ちしそうなので、
十分注意していたのに。
先週土曜日の試合で使ったユニフォームは赤。別に根拠はないが、紺に
比べあまり色落ちするイメージはなかったので、白いシャツといっしょに洗った。
もちろん色物用の洗剤を使って。が、結果は写真の通り、大事な白シャツをはじめ
Tシャツ、靴下などがピンクに染まってしまった。それも「ほのかに」という
感じではなく、全く違うものになってしまった。が、Tシャツの方はうすら汚くなったが、
このシャツは、「ピンク色のシャツなんだ」と思えば、まあ悪くないかも。

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ムラなくきれいに染まったシャツ

13/JUN/2001 -Wed- ふとん

「ふとん」って、英語でも「FUTON」って言うって知ってた?
ふつう、掛布団はDUVET、敷布団という概念はないけどそれにあたるのは
MATRESSだが、それらふわふわした大きなクッションを総称して「FUTON」
という。以前レミントンに行ったとき、そこにFUTON屋があったので気がついたのだ。
もっとも、「FUTON」といっても「フュートン」とか、「ファトゥン」とかかもしれない。
そこで、若ニールに「あれはなんて読むの?」と聞いたら、「布団」とこたえた。
日本語と全く同じである。これは単なる偶然か、それとも日本語が伝わった
物か、あるいは、全然知らなかったけど、実は布団っていうのは外来語だった
のか。が、言われてみれば(誰に?)「布団」っていう熟語、当て字のような感じもする。
田山花袋先生は知っているのだろうか?それともこれって常識?

14/JUN/2001 -Thu- Stratford-upon-Avon

今週一杯、日本からお客さんが来ている。で、今日はみんなで連れ立って、
StratfordUponAvonのタイ料理レストランに行った。
この時期、日が長く、7:00くらいから食事をして9:00すぎにでてもまだまだ
明るい。Stratfordは観光地なので散策するのも気分が良く、雨の上がった
Avon川のほとりを少し歩き、そのあとパブで少し話をし、10:30ごろ解散する。
イギリス人はこのように短い夏の長い日を有効に利用するのだ。
が、当然、このツケは長い冬に払わされるのだろう。

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イギリスは運河が発達しており、Avon川もそのひとつ。
現在は観光目的でしか利用されないが、ロンドン、
バーミンガムなどを示した標識が河の中に立っている。
上記は水門(Lock)を利用し、水位の低い方から高いほうへ
向かう遊覧船。中はレストラン。

15/JUN/2001 -Fri- 日本食

今週一杯滞在していたT倉さんが明日起つので、いっしょに食事をした。
どこかいいレストランはない?といわれてもレストラン自体、ほとんど入ったことが
ないのだが、とりあえずシティセンターに向かった。
先週見た映画館の隣に、TEPPANYAKIという日本レストランを見つけたので
T倉さんの希望も聞かずそこに入った。とにかく日本食が食べたいんだい。

料理は、やや洋食風にアレンジされていたが(もともと鉄板焼って洋食に近いし)、
お通しやみそしるもおいしかったし、日本米もおいしく炊けていた。もちろんメインの
サイコロステーキもしょうゆ風味でラブリー。が、日本の鉄板焼き同様、目の前で
焼いてくれるのだが、へらでカチャカチャとラップのようなリズムを取ったり、
卵をジャグラーよろしくぽんぽん投げたりと変なパフォーマンス(しかもヘタ)が
ついていた。あれも日本風と思われたらちょっとやだなあ。

リチャードの話では日本料理はちょっとしたブーム、とのことで、ロンドンでは
結構ポピュラー。だが、さすがにバーミンガムにはあまり多くなく、手軽なところは
なくて、ここのようにある程度の高級店しかない。
TEPPANYAKI TORANAGAコース(意味不明)二人分+飲み物で
65ポンド(13000円程度)とかなり値が張ったが、予定通りT倉さんのおごりで
ノープロブレム。

16/JUN/2001 -Sat- ごろごろ

朝から雨。イギリスでの雨はもちろん珍しくないけど、ほとんどはしとしとと降り、
すぐにあがったかと思えば太陽が出たりと、天気の移り変わりが激しい。
そういう意味では、今日のような、朝から降っているまとまった雨というのは
それほど多くない。というわけで今日は簡単な買い物以外はどこにも出かけず、
一日中本を読んでいた。日本にいたらテレビ見てごろごろ、っていう感じに
なるんだろうなあ。でもこっちのテレビ見るのって、ある程度集中してないと
英語が理解できないので、なんとなくリラックスできない。

今までの土日、ほとんど何かしら予定があり、それは家や車を探したりとか、
必須の家具の購入とか、あるいは小旅行に出かけたりとかいうものだったが、
何もしないでゴロゴロの週末というのはもしかしたら初めてかもしれない。
UKに来て2ヶ月ちょっとたったけど、ようやく落ち着いてきた、というところだろうか。

17/JUN/2001 -Sun- 店

 バーミンガムのシティセンターに行ってCDを3枚買ってきた。いずれもTEXASという
UKのグループで、こちらでは結構人気があるのだが日本ではイマイチ。ところが、
なぜか名古屋のミュージックシーン(というほどのものではないけど)では
結構ポピュラーで、よくFMでかかっており、日本にいるときも良く聴いていた。
透き通るようなクールなボーカルが特徴的。
 CDショップはTowerRecord、VirginMegaStore、HMVなど、アメリカ系のチェーン店が
主流なのは日本と同じ。だが、日本のCDって、チャートから抜けてもいつまでたっても
値段が下がらず新譜旧譜同じ値段だけど、こちらでは発売されるころは13〜16
ポンドくらいだが、半年くらい経つと価格が下がる。下がり方はそのグループの
人気次第で、今日買ったTEXASの旧譜は10.99ポンド。これは結構高めで、
6,7ポンドになってしまうものもある。でも音楽CDもソフトなんだから、こういう
売り方の方が自然のような気がする。

 当たり前といえば当たり前だが、上記のようにいろんな小売店でも日本との
ちょっとした違いが見られる。
 まずは何よりも、すべてが内税だということ。こちらの消費税(VAT)は17.5%と
恐ろしく高いのだが、すべて内税表示なので頭の中で余計な計算をしなくてすむ。
 それからレストランなどで食事をしたとき、日本では伝票を持ってレジに行って
清算するが、こちらでは食事が終わったことを告げると伝票を持ってきて食卓で
計算する。まあ日本でもちょっとしゃれた店ではそういうところもあるけど。
 スーパーマーケットのシステムには最初戸惑った。品物をかごに入れてレジで
清算するっていうのは同じなんだけど、レジの打ち方が違う。日本はレジ打ちの
人が買い物かごから買い物かごにうつし、清算が終わった後別のスペースで
袋詰するわけだが、こちらでは買い物かごからお客さんが自分でベルトコンベア
にのせる。ベルトコンベアがちょっとずつ商品を運びながらおばちゃんがレジを打ち、
そこを通りすぎるとちょっとした囲いの中に商品が放り出される。そこの囲いの中には
スーパーの袋がとっちらかっており、お客さんはベルトコンベアに商品をのせたあと、
全速力でそこに行ってまた自ら袋詰を行う。袋詰の途中で大体清算が終わるから
そこでお金を払う。
 袋詰が終わらないと次の人の計算が出来ないのでさっさとしなければいけない
のだが、まずMはビニールの買い物袋を開くところから戸惑ってしまう。買う量も
少ないのですぐレジ打ちは終わってしまうので、結局いつもおばちゃんに手伝って
もらいながら袋詰することになる。みんなが袋詰のエキスパートならよく出来た
システムだと思うけど、日本のように追いたてられることなく清算したいなあ。

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イギリスのスーパーマーケットのレジのシステム。
それにしてもマウスで絵を書くのって難しいなあ。