2005/10/22 カンファレンス2日目。どうも風邪を引いてしまったみたいで、昨日はレセプションを途中で退場。なんだか鼻水が止まりません。 さて、カンファレンス自体は非常に興味深かったです。日本とならぶ自動車産業の中心地、ドイツのお膝元とあって、大手自動車メーカーの発表が多かたですね。参加しているカンファレンスはもともとはアメリカで発祥した技術ではありますが、いまでは日本とドイツが引っ張っており、技術レベルも非常に高い。しかし、たとえば開発期間(≒自動車のモデルチェンジの期間)一つとっても日本とドイツでは大きく異なり、それによって適用するこの技術の方法も違ってきていて、その違いを認識するだけでも来たかいがありました。べつにどちらが進んでいる、というわけではないですが、それぞれがそれぞれなんだなあ、と。 ただ、うらやましいのは、ドイツはこういったある程度パブリックな場での発表に各自動車メーカーが積極的なこと。もちろん各社ライバルではあるのですが、もともとFATと呼ばれる機関で技術協力の土壌はあるので、ある程度のところまではいろいろな技術を公にしてくれます。一方、日本の自動車メーカー(というより、一般的に日本の製造業は)は機密に非常に敏感で、基調講演のような偉い人が話す講演は多いのですが、担当の技術者が成果を話す、とういことにはあまり積極的ではありません。まあこれも、どちらがいい悪いの問題ではないですが。
さてさて、カンファレンスの二日目は早めに終わりました。ヨーロッパ他国から来ていて、今日中に帰る人も多いからです。非常に充実した内容のカンファレンスだったと思います。講演はあまり聴いてなかったけど。 最終日の夜、海外から来た人を中心とした夕食会に招待してもらったのですが、その時間まではまた観光しました。
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