第16日(9月22日)

     

最後の朝を迎えた。

ブラッセルからロンドンはユーロスター一本。

ブラッセル南駅からチャネル海峡を目指すユーロスターに乗りこみ、
16日間の旅を反芻しながら発車を待った。

 

 

 

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「けっかはっぴょお!!」

さて、数々の都市を回った今回の旅行。各都市に得点をつけるという新しい趣向を
試みましたがいかがでしたでしょうか。若干企画倒れに終わったような予感が
なきにしもあらずですが、最終結果を見てみましょう。
11位から6位まで!どうぞ!




 

 


6位 アムステルダム  88点
7位 ケルン      85点
8位 フランクフルト  80点
9位 マドリード    79点
10位 チューリヒ   78点
11位 ロンドン    75点

 

 



ロンドンが無念の最下位でした。都市自体の魅力はすばらしいのですが、
やはり宿泊施設がひどいのと、やはりもう何度も訪れていて新鮮味がなかった、
というのが響きました。また、後の都市を見てみると、マドリードや
アムステルダムなど、都市の魅力がない、というのではなく、雨が降ったり
体調が崩れたり、と、万全な観光ができなかった都市が並んでいます。


では引き続き、上位の発表です。まずは…

 

 




ピン



ポン

 

 



パン






ポン






場内放送 「ここで審判団からの発表です。今回の旅行のはじめ、体調を
崩し、これが後の日程に大きく影響しました。これはひとえにパリで食べた
恐ろしくまずいディナーの責任であり、またディナーは当然その都市の
守備範囲であることから、パリに8.5点のペナルティーを課します。」



おーっと、これは大変なことになりました。唯一満点を記録したパリにペナルティー。
8.5という数字に何やらいとが感じられますが、引き続き上位を見ていきましょう。まず、
5位は!?」





ドゥルルルルルル…


 

 

 

 

 

「91点。ファドゥーツ」


 

 

 

司会者 「リヒテンシュタイン候国の首都、ファドゥーツが五位に入りました。
非常に美しい街で、この夏の真っ只中、吹雪にあったのが思い出されます。」

司会者 「それでは引き続き4位は!?」

 

 

 


ドゥルルルルルル…

 

 

 

 


「91.5点 パリ」

 

 


司会者 「満点を取ったパリですが、無念のペナルティで4位転落、ベスト3
にももれてしまいました。」

司会者 「続いてトップ3の発表です。3位は!?」

 

 

 

 



ドゥルルルルルル…

 

 

 

 

 



「92点 ブラッセル・ブルージュ」

 

 

 

 

司会者 「ベルギーコンビが僅差でパリをかわし、トップ3に入りました。
ベルギーはイギリスからも近く、また訪れたいものです。」

司会者 「さて、引き続き2位は!?」

 

 

 

 


ドゥルルルルルル…

 

 

 

 

 

 


「97点 ライン流域」

 

 

 

 

 

 

 

 


司会者 「ライン側流域の町を、各駅停車を利用してゆっくりとまわりました。
ヨーロッパ旅行の醍醐味が堪能できた旅程でもあります。」

司会者 「さて、お待たせしました。栄誉ある第一位の発表です。
2001年夏休みヨーロッパ旅行、訪れた都市の中で、もっとも魅力あふれるのは
どの街でしょう!?」

 

 

 

 


ドゥルルルルルル…

 

 

 

 

 


「98点 バルセロナ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

司会者 「スペインの誇る観光都市、バルセロナです!ガウディに代表される
数々の魅力的な建築物が勝利を導きました。また、街の雰囲気もパリや
ロンドンなどの落ちついた、歴史のあるものとは違い、非常に活気のある
南欧の魅力を見ることができました。」

司会者 「それではもう一度順位をおさらいしてみましょう」


1位 バルセロナ    98点
2位 ライン流域    97点
3位 ブラッセル・ブルージュ 92点
4位 パリ       91.5点
5位 ファドゥーツ   91点
6位 アムステルダム  88点
7位 ケルン      85点
8位 フランクフルト  80点
9位 マドリード    79点
10位 チューリヒ   78点
11位 ロンドン    75点


司会者 「なお、各都市の得点はあくまで主観的な評価に基づくことを
お断りしておきます。ヨーロッパ鉄道旅行』、旅行記部分は
これで終わります。その他全体の感想や総括などをエピローグとして
追記するつもりです。それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!」