【19】 06/〜12/AUG/2001
Woodmanstern

07/Aug/2001 -Wed- サッカー用語

 ようやく忙しい時期を脱出したのでここのところサッカーはほぼ毎週参加している。
で、最近ようやく覚えてきた「サッカー語」を紹介しましょう。通常の会話はともかく、
サッカーのゲームの中ではみんな早口だし省略が多いのでなかなか理解できない
ことが多いが、毎週のようにプレーしていると大体わかってくる。

 まず、以前どこかのアホたれが、「『ハンド』はもともと『ハンドル(手で処理する)』だから、
本場ではアピールするとき『ハンド!』ではなく、『ハンドル!』って言うねんで」、と知ったかぶりを
していたが、そんなことはありません。こちらでも「ハンド」は「ハンド」である。それから「惜しい!」
というのは「unlucky」という。何でも運のせいにしてしまうお気楽なお国柄である。また、相手の
またの間を通して抜きさる技術、いわゆる「また抜き」は京大サッカー部では「貯金」といったが
こちらでは「(植物の)ナツメグ」というらしい。理由は良くわからん。それからちょっとした違いだが、
ゴールキーパーは日本では「キーパー」というが、こちらでは一般的には「ゴール」という
(キーパーでも通じるが)。くさびなど(相手を背負いながら、ゴールに背を向けてボールを受ける)で
ボールを受けたとき、「振り向け」の指示は「turn around」、「(ドリブルで)進め」は「go on」、
「顔を上げろ」は「head up」と、まあゲーム中は良くわからんが書けば大体理解できる。が、先日の
ARUPWorldCupでFelixがいった一言は、日本語と全く同じだった。予選リーグで惨敗したのだが、
「マー、オレラモヨウヤッタワ」。何を言いたかったのかはわからない。なぜ関西弁なのかもわからない。

08/Aug/2001 -Thu- Woodmanstern

 Mは4歳から6歳まで、父親の仕事の都合でイギリスに住んでいたことがある。ブリティッシュな
顔立ちだね、と良く言われるのはそのころの影響だろう。で、今日は一日休みをもらい、先週から
観光できている母親たちと、旧友に会いに行った。

 住んでいたのはロンドンの南、Woodmanstanという町である。以前旅行で来たときもちょっとだけ
よってみた。ロンドンの南のターミナル、CharingCrossから3,40分くらいの、落ち着いた静かな
住宅街である。

 実に再会するのは20数年ぶりである。DonnaとEmaの両親のJohnとBarbara、MartinとJoannaの
両親のRichardとAnnの4人と再会。この年になって「あらー、大きくなって」と言われるとは
思わなかった。彼らには6歳のMしか知らないのだから無理もないか。ほぼ2倍くらいになったかな。
近くのとおりを歩いたり、写真を見せてもらったりと、楽しい時間がすごせた。

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左からRichard、Barbara、Ann、ワタシ、
John、母親、奏平、ブンちゃん。

09/Aug/2001 -Fri- ビター

 この一週間は雨続きでやや肌寒い日が続いたが、今日は久々に良い天気となった。
好天、金曜日となればパブしかない。
天気が良いときは外で飲むのが基本。UKにはビールといってもいくつか種類があり
(銘柄ではない)、ラガー、エール、ビターなどといわれる。日本のビールはラガーに入るが、
Mはビターが好き。色がちょっと濃く、コクがある。少し苦味の強いものもあるけど、これが
またウマイ。しかし午後は仕事にならない。

10/Aug/2001 -Sat- AstonVilla

イングランドのサッカーリーグはいよいよ来週、8/18(土)から始まる。昨シーズンは5月初めに
終了したが、来たばかりでばたばたしており、TV観戦のみだったが、今シーズンはぜひ見に行きたい。
これを見なきゃ何をしにイギリスに来たのかわからない。
 イングランドのサッカーリーグは一番上のリーグをプレミアリーグと呼ぶが、その下にDIV1〜3の
下位リーグがあり、各都市には各チームがある。みんな強いチームや華やかなチームより、地元の
チームを応援するのだ。バーミンガムのチームはバーミンガムシティー、通称ブルーズと呼ばれている。
が、ブルーズは昨シーズン、プレミアシップ昇格のプレーオフまで駒を進めたが残念ながら
敗退、今年もDIV1でのプレーとなる。まあ、このチームの試合も見に行きたいが、せっかくならプレミア
リーグを見に行きたい。もうひとつバーミンガム近郊、こちらはシティーセンターからちょっと外れるが、
ASTON VILLAという名門がある。昨シーズンはプレミアリーグ8位。シュマイケル(デンマーク)、
ハッジ(モロッコ)、ジノラ(フランス)などワールドクラスを抱えるが、やはりマンチェスターUやアーセナルと
比べると力不足。優勝を争うにはちょっと厳しい。が、先の通り、地元チームを応援するのがUKの
やり方。そこで今日はVILLA PARK(アストンビラの本拠地)に、シーズンチケットを買いに行った。

 ASTONの町はBirmingham New Street駅から二つ。車で行けばすぐなのだが、試合当日は
駐車場は混雑するだろうから、その下見もかねて電車で行った。
VILLA PARKはASOTNの駅から歩いて5分くらい。中堅チームとはいえ、巨大な、近代的なスタジアム
であった。VILLAカラーのエンジ×水色があちこちに見られる。チケットショップはスタジアムの裏手で、
今日は試合がないにもかかわらず、結構な列が出来ていた。
 シーズンチケットの予算は5,6万円くらいかな、と思っていたのだが(そもそも今までシーズンチケット
のようなものを買ったことがないので相場がわからん)、一番いい席が8万(400ポンド)、次が7万、
ゴール裏が6万。ゴール裏はフーリガンの溜まり場で危険だというのもあるけど、やっぱり角度が悪くて
ゲームが楽しめない。2番目の席もメインスタンドだが端のほう。やっぱりここはど真ん中から見たいので、
大奮発して8万最上級席を買った。これでホームゲーム計19試合、心置きなく見ることが出来る。
なお、開幕戦はアウェイなので、実際の観戦は26日のマンチェスターU(!)から。

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ASTON VILLA FC

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ASTON VILLAの本拠地、VILLA PARK

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こちらはバーミンガムシティのホームグラウンド

 今シーズンのプレミアシップの展望をコラムにしてみたので興味がある人は見てみて。写真なしだけど。