【40】 14〜20/JAN/2002
試合観戦

  

14/JAN/2002 -Mon- ジダンがじだんだ

 UKの人は基本的に、というか当然有給を全部消化するので、夏休みやクリスマス、イースターの
時に休みをくっつけて長期休暇に入る人が多い。同僚のフランス人、フランソワは年末から昨日の
月曜日までほぼ3週間、休みを取って、年末年始を彼女の実家の福岡で過ごしたそうだ。
カラオケ行って温泉入ってお雑煮食べて除夜の鐘をついた、とのこと。うらやましいぜ。
「そういえばカップヌードルのコマーシャル見たよ。『ジダンがじだんだ』、あれはどうかと思うよ」。

15/JAN/2002 -Tue- 1万9千円!?

 ここ数年のインターネットのサービスはほんとに便利で、こっちにいながらにして給与を
UKの口座に振りこんだり、預金の残高や取引明細を見たり出来る。クレジットカードの使用明細
も見られるんだけど、1月の振りこみ分、プロバイダの使用料金が1万9千円となっていてひっくり
返った。今使用しているプロバイダは使い放題で2000円のコース。ただし海外からつなぐためには
ローミングといって、現地、つまりUKのプロバイダとの提携サービスを利用する必要があり、
これが別途20円/分かかる。でも、いくら何でもそんなに使った記憶はない。

 プロバイダに問い合わせると、これまた使用明細をネット上で確認できること。で、これを見て
みると、やはりローミング代がかさんでいるのだが、これがなんと60円/分になってる!で、
よく調べてみると、このローミングサービスは10月から2本立てになっており、「電話料こみ」
で60円/分と、「電話料別」で20円/分が選べるようになったらしいのだ。この選択は
ダイアルアップの際の電話番号で決まる。いくつかある電話番号のうち、0800で始まるフリー
ダイヤルにかけると60円/分のサービスになってしまうのだ。UKのローカルの電話は安く、
1分1P(2円)くらいなので、20円/分を選んだ方が圧倒的に安かった。これから気をつけないと。
でももうちょっと告知を徹底すべきではないのか?

16/JAN/2002 -Wed- 家賃

 昼過ぎにEstateAgency(不動産屋)からオフィスに電話がかかってきて、「12月分の家賃が
振りこまれていません」と言われた。家賃は(UKでは珍しく)銀行振込にしているのだが、
銀行の残高は常にチェックしているし、そんなはずはないのだが。とりあえず銀行に
確認しなくては行けないが、どうもこういうややこしいはなしは電話でしたくはないし、
車で10分程度なので直接銀行に行った。

 実はこのLloydsのShirlet支店に来たのは口座開設以来なのだが、そのときはやたら待たされて
いらいらしたが、今回ずいぶん様変わりした。窓口がずいぶん増えているし、個別対応の担当者
も増えている。ほとんどまたされることなく振りこみの旨を次げると、「間違いなく振りこまれて
います」と確認してくれ、その場でささっと取引履歴をプリントアウトしてくれた。「ただしこれは
正式の書類ではありません。EstateAgency向けにはこれで十分かと思われますが、念のため
正式なステートメントはご自宅に送付させていただきます。木曜発送、月曜日には届くかと
思います」と、手際もよい。ついでになかなか換金する機会のなかったトラベラーズチェックを
交換したら、以前は手数料3ポンドを取っていたのが今回は無料になった。日本の銀行も
これくらいサービスを充実させるべきだろう。

 ところで、その書類をEstateAgencyに持っていったら、「もう一度確認します」。で、後に
「やはりちゃんと振りこまれてました。」と電話があった。経緯の説明もお詫びもなし。
どういうことだ!?

18/JAN/2002 -Fri- クリスマスパーティ

 なぜだか知らないが、所属するATGのクリスマスパーティは年明けて今日。えらくクリスマス
気分を引きずってる。ボスのアランは、「一番遅いクリスマスパーティではなく、一番早い
クリスマスパーティだ」と期待通りのジョーク。

 仕事が終わって19:00に近くのパブに全員集合。でもいつもみたいに飲むだけじゃなく、
ちゃんとフルコースのディナーをいただく。クリスマスパーティだから。そのあとみんな三々五々
解散していくが、Mは11:30ごろでお先に失礼した。やっぱ英語で話してるのって疲れる。

19/JAN/2002 -Sat- 試合観戦

 今節はVillaの試合はないが、地元のDIV1のチーム、バーミンガムシティが、ロンドンの
ウィンブルドンと対戦する。ローランドはウィンブルドンで育ったそうで、熱烈なウィンブルドン
ファンだ。いつもはサッカーはだいたい一人で見に行くけど、今日はローランド、それにダニエル、
フランソワ、コリンを誘っていった。

 コリン、ダニエル、フランソワの順に拾ってスタジアムに行ったのだが、待ち合わせの場所に
ローランドは現れず。どうしたんだろう。ま、昨日、「パーティで飲み過ぎたら行かないかも」って
行ってたのでまだ寝てるのかな?

 バーミンガムシティはスタジアムの雰囲気がよく、最近ややファンになりつつある。試合観戦
3つ目になる。ここ一週間くらいは雨が降ったりやんだりの鬱々とした天気だったが今日は
久々の快晴、観戦日和だ。ただ今日はウィンブルドンが圧倒し、PKの先制のチャンスを逃すと、
立て続けに2失点、0-2で破れた。

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手前からColin、Daniel、Francouis

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バーミンガムシティ(青) 0-2 ウィンブルドン(黄)

 試合終了が5:00だったので、4人でシティーセンターへ。コリンのおすすめの中華レストラン、
「金唐」で食事をした。ここは以前、コリンが世話役になっている学生さんたちと来たところで、
おいしくて安い。4人で食べきれないほど頼んで54ポンド(約10000円)。
 その後、隣にあるARCADIANセンターで映画鑑賞。コリンは本当に映画が好きだ。が、
はっきり行って英語が得意でないMは映画を見るのには集中力を要する。たっぷり
食べた後、8:10からの上映で集中して見てられるだろうか。
 見たのは「BLACKS HAWKS DOWN」。ソマリアを舞台とした戦争映画だが、最初の15分を除いて
ずーっとずーっとずーっとドンパチやってる映像ばかり。ドラマも何もない。が、監督は逆にそれを
狙ってたのかもしれない。それにしてもソマリアでの内戦にあんなにアメリカ軍が前面に
出ていたとは知らなかった。映像を見た感じではベトナムのような泥沼だった。
「パールハーバー」に出てたジョシュ・ハートネット主演。結構好きな俳優だけどなんか
戦争映画ばっかだな。それに同じ役回りしかできなそう。
 映像は確かに迫力あったけど「パールハーバー」ほどではないし、「プラトーン」ほど
ドラマもない。☆ひとつだな、こりゃ。見る価値なし。