【32】 19〜25/NOV/2001
ワトフォード

  

20/NOV/2001 -Tue- ローランド

 ローランドは月曜まで休みを取り、週末を利用してアムステルダムに行ってきたらしい。
アムステルダムには夏休みに行ったのちょっと話が弾んだ。ゴッホ美術館はどうだった?って
聞いたら幼児の落書きのようだった、とのこと。ローランドは自分の絵に結構自信を持っている。

21/NOV/2001 -Wed- ティム

 マレーシア出身のティム氏がお寿司を作ってみんなに振舞ってくれた。お稲荷さんと巻き寿司。
しかしなぜマレーシア人のティム氏が日本料理を?
 ローランド、ご飯を見て「蟻の卵みたいだな」。

22/NOV/2001 -Thu- ヨーロッパリーグ

 イギリスのサッカーリーグは、一番メインのプレミアリーグは有料TVが買い占めてしまったため、
普通のTVでは見られない。が、他の試合、代表の試合や、インターナショナルマッチは普通に
放映される。

 ヨーロッパには各国独自のリーグと並行し、昨年度の各国リーグの上位が対戦するチャンピオンズ
リーグというものがある。ある意味、各チームの最終目標はこのリーグの優勝にある。今シーズンの
チャンピオンズリーグは1次リーグが終わり、今週から2次リーグが始まった。いよいよ各国の
強豪どうしがあたり、面白くなってくる。

 イングランド勢でチャンピオンズリーグに出場しているのは2年前の覇者、マンチェスター
ユナイテッド、稲本の所属するアーセナル、そして古豪復活にかけるリバプールだが、3チームとも
順当に1次リーグを突破し、2次リーグに望んだ。
 昨日、21日の水曜日に、まずリバプールはスペインの巨人バルセロナと、マンチェスターは
ディンフェディングチャンピオン、ドイツのバイエルンミュンヘンと対戦。
 リバプールは目下絶好調のオウエンが鋭い一発を決め、幸先のよいスタートを切るも、後半逆転され、
ホームで1−3の敗戦。ボール支配率も完全に上回られ、完敗であった。マンチェスターは
ニステルローイの一発で先制したものの後半追いつかれたが、バイエルン相手にアウェイで1−1ドローは
悪くない。
 そして今日、アーセナルはレアルマドリード、バルセロナに続くスペインの第3勢力のひとつ、
デポルディーボ・ラ・コルーニャに、敵地に挑むも0−2で散る。前半失った2点のうち1点は防げそうに
見えた。現在レギュラーのイングランド代表GK、シーマンが怪我で戦列を離れているが、控えのGKの
レベルが低く、更に2番手GKまでがこの試合で怪我をし、後半から異例のGK交替となった。ベンゲルの
苦悩は続く。
 更に他の試合。現在、世界No.1のタレント集団、スペインのレアルマドリードはチェコの雄、スパルタ
プラハの速い攻めに手を焼いたが何とか3−2で退ける。トルコのガラタサライ対イタリアチャンピオンの
ローマは1−1で引き分け。

 殆どの試合をダイジェストや実況で見ることができたが、際立っていたのだスペイン勢のサッカーの
質の高さ。イングランドのスピードの速いサッカーとちがい、とにかくボールがよくまわって、見ていて
面白い。今週の結果は、3大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア)のうち、スペインの
圧勝といったところだろう。

24/NOV/2001 -Sat- ダニエル

 新人のダニエルが引越しをした。今までは一人で住んでいたのだが、コリン(香港)と他部署の
トーマス(韓国)の所に来てシェアするらしい。で、今日は簡単なホームパーティに招待された。
といっても来たのはMとニール、クリスだけだけど。

 ダニエル手製のピザはおいしかったけど、できるまで時間がかかり、待っている間トーマスの
秘伝のキムチを食べていたらビールが進んでしまい、気がついたらつぶれていた。

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ピザ生地からこねる

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左からダニエル、トーマス、クリス、ニール、コリン

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できあがり

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ツブレタ

 

25/NOV/2001 -Sun- ワトフォード

 ヨーロッパ鉄道旅行記、9月19日更新

 今シーズン、イングランドリーグには、最上位のプレミアに西澤、稲本、それに次ぐDIV1に
川口と、3人の日本人選手がいる。西澤、稲本はもうすっかり忘れられてしまったが、
一ヶ月ほど前にシーズン途中で移籍した川口は、どうやらレギュラーを確保したようだ。

 今日、川口の所属するポーツマス、通称ポンピーとワトフォードとの対戦があったので見に
いった。ワトフォードはロンドンからバーミンガム方面に来るとき、最初に止まる大きな駅で、
ロンドンユーストンから20分くらい、バーミンガムからは2時間くらいのところ。かつてイタリアの
エースを張った、ジャンルカ・ビアリが監督を務め、プレミア昇格を狙っている。

 あいにくの雨でグランドがつるつる滑るようだったが、試合の質は低くなかった。ポンピ−の
試合はシェフィールド戦に続いて2試合目。この前の試合は相手のレベルが低く、ちょっと
だれていたが、今日は攻守の切り替えが早く、見ごたえがあった。が、残念ながら川口は
3失点、3−0の完敗。試合内容自体は3点差がつくようなものではなかったが…。

 

 

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6:15キックオフのナイターだったのでスタジアムの写真は
ちゃんと撮れなかった。

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川口アップ風景。左手にボールを持ち、右手を
上げているのがかろうじてわかるだろうか。
アップ中でも結構気軽にサインしていた。

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キックオフ直前。Watfordのユニは上が黄、下が赤ととんでもない
センス。スタジアムは今まで入った中でもっともボロく、メインスタンドは
後付けの屋根のため、柱がおおい。スタンドの明かりは蛍光灯で、
試合が始まると映画館のように客席側の明かりが消える。