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よくある質問

Q.

 

「お化け」「幽霊」「妖怪」ってどう違うの?

A.

「お化け」「幽霊」「妖怪」には区分があります。
ただし、伝承されてきたものを区分しただけなので、あくまで参考程度です。

●お化け

お化けは「人間以外のものが変化したもの」だそうです。タヌキが化けたものや、傘が化けたりしたものですね。

●幽霊

人の霊魂です。いちばん怖く感じるのは、主にこの幽霊のことではないでしょうか?
柳の下でヒュードロドロしている白装束のアレや、古井戸から出てきてお皿を数えるアレです。

●妖怪

この分類が一番難しいかもしれません。傘がモチーフの「からかさお化け」などという名前の妖怪もいるし、「お化け」との区別は微妙なところですが、これらを分ける大事なポイントは、【怪奇現象を起こすかどうか】というところです。「からかさお化け」が何もしなければ、お化けに当たります。「小豆洗い」は、うるさい音を立てるので妖怪。足などに切り傷を付ける「かまいたち」も妖怪。

ちなみに、亡くなった子供の幽霊である「座敷童(ざしきわらし)」は、人間に干渉し幸運をもたらすとされています。つまり、「幽霊だけど妖怪」ということですね。
  

  

Q.

 

なぜ日本の幽霊に足がないの?

A.

江戸時代に「幽霊絵画」で大評判だった、丸山応挙がそのルーツです。それ以前の幽霊画にはちゃんと足が書いてあります。
当時の画法だと「白い服(死装束)を着た人の画」になる場合が多く、見る人からも「斬新さが無い」や「見飽きた」というマンネリ感が蔓延していました。
そういう時期に「一見綺麗な女性…でも足が無い」、「向こう側が透けて見えている」という画期的な幽霊画法で丸山応挙が一挙に大ブレイクします。
それ以来、日本では幽霊と言えば「足が無い」「透けて見える」が定番となり、目撃情報ですら「情報操作」された状態になったりしました。