６　文香を作ろう




先週ご紹介した文香を自分なりに作ってみようと、
「手作り文香」に挑戦しました。

作っているうちに、お金をかけないで身近にある材料を使い
とてもステキな文香が出来ることに気づきました。



まず、中に入れるお香はちょっと古くなったりしたものでも十分使えますので
試しにゴリゴリとすりつぶしてみてください。

香りがすればＯＫ！

お香がない場合は、香水やハーブのエッセンスを和紙などに染み込ませて
それを小さくカットして、文香の中に入れてみましょう。



次に和紙を円形にカットし
お香をサンドイッチして、しっかり周りを糊付けします。

今回、作ってみて改善しなければと思った点は、
お香が細かいので、しっかり周りを糊付けしないと
ぽろぽろと出てくることがあるのです。
それでお香をサンドするときに、ティッシュペーパーなどで
あらかじめ軽くくるんでから
糊で張り合わせたほうが、いいかもしれませんね。

この作り方はとってもカンタンで、紙の組み合わせや形を工夫すれば
いろいろなデザインのものが出来ちゃいます。

わたしも作っているうちに楽しくなって、あれもこれもと試しに作ってみたら
20種類くらいのものがあっという間に出来ました！



この他にも、折り紙の要領で作ったものも数種類あります。
どんな形がかわいいか、いろいろ試作したものが上の写真です。



こちらは、折り紙の得意な知り合いの方が
オリジナルの折り方を、伝授してくださったものです。

詳しい折り方は『こちら』をぜひご覧ください。

思ったよりカンタンに作れるのにとてもかわいい！

特に「花折」は文香にぴったりですよ。
自分でこんな小さくて可憐な文香ができるとは！嬉しくなります。

また三角形や五角形の折り方でも、モダンでシンプルな文香になるんだと
改めて折り紙の良さを再発見でした。

こんな風に文香を沢山作って、箱に入れておけば
手紙を書いたときに、いつでも使えますよね。

そして手紙に入れるだけじゃなく、プレゼントに添えたり
本の栞にしたりと幅広い使い方ができると思います。

ぜひあなただけの、ステキな文香を作ってみてくださいね。

「河北新報夕刊 2005.11.11 掲載」