チーム
創立1874年は、現在のプレミアリーグの中ではボルトン、
ブラックバーン・ローバーズと並んで最古、100年以上の歴史を誇る。
また、実績も十分、リーグ優勝7回はリバプール、マンチェスターユナイテッド、
アーセナル、エバートンに次いで5位。更にFAカップ優勝7回、リーグカップ
優勝5回など、堂々たる成績を積み重ねてきた。全盛期は今を
さかのぼること100余年、1890年代に10年間で5回の
リーグチャンピオンに輝いた。欧州の舞台でも1981年のシーズンに、
バイエルンミュンヘンを倒してチャンピオンズカップを手に入れ、
トヨタカップにも来日している。
今シーズン、コベントリーよりモロッココンビのハジ、ハッサンを加え、
両サイドの攻撃がグッと切れ味を増した。また、プレミアでも指折りの
2トップ、アンヘルとヴァッセルのコンビは健在。中央にはオランダ代表
ボーティング、ヘンドリー、テイラーら地味ながら堅実な選手がエースの
マーソンを支える。そしていっとき一世を風靡した、もとフランス代表の
ジノラがジョーカー的な役割で時々アクセントを与える。
DFにはフリーキックも任せられるフィードの正確なストーントンを中心に、
スピードのあるデレイニーやサミュエル、ライトのサイドバック陣が
固いラインを引き、最後尾には伝説のGK、シュマイケルが控える。
システムは典型的なイングランドタイプの4−4−2で、綺麗なライン
ディフェンスを引く。マンチェスターやリバプール、アーセナルのように
ビッグネームはいないが、全員がシステムを忠実に守ってチームとして
機能する、なかなか玄人好みのチームである。
今シーズン、立ちあがりは絶好調で、序盤には首位に立ったが、
ニューカッスルに敗れたあとそのままずるずると順位を落とし、現在は中位
ちょっと上あたりをさまよっている。優勝はちょっと厳しくなったが、
UEFA圏内を狙ってほしいところ、と思いきや、2002年年明け早々、プレミア
の名物監督であるグレゴリ−が突然の辞任発表。チームもなかなか波に
乗れず、先行きはなかなか明るくなってこない。

2001年8月26日 対Manchester United。
記念すべきプレミア初観戦。
(31/01/2002) |