2011/1/22 P-FUNK ALL STARS LIVE

 久々でした。

約10年ぶりのP-FUNKライブです。前回、2000年のライブから考えると、2002年のフジロック、2009年の東京JAZZと2回来日していますが、開催地が遠かったり、タイミングが合わずにスルーしておりました。というか、正直いうと、フェスティバル形式で1時間程度のP-FUNKライブでは、中途半端すぎて盛り上がる前に終了という状況になるであろうと簡単に予測できたというのが本音でした。

 今回、会場が東京BILLBOARDと聞いて正直迷いました。
というのも、2セット構成で、正味1時間ちょっとの時間制の会場では、上記のとおり楽しめないのではと思っているので。値段も16,500円と超お高いですし・・・。
とはいえ、久々の単独での来日ですし、JBの例を出すまでも無く、高齢化しているFUNK界のことを考えると見れるときに見ておいたほうが、あとから後悔しないという思いが、最近特に強くなっており、行くことにしました。

 当日、一緒に行くDJゆうさくとP-FUNKキチガイのまきすけ(この人です)と合流し、腹ごなしをしたのち会場入り。整理番号18番で、結果的に2列目をゲットできました。
しばしの歓談ののち、メンバー登場。

    イントロのジャムセッションのあと、いきなり1曲目にBOP-GUNになだれ込みました。正直予想外の選曲にびっくりでしたが、2曲目は、なんとGAMIN’ ON YA!です。ここでテンションがかなり上がりましたが、3曲目はTHE UNDISCO KIDDです。まるでフラシュライトツアーの頃の路線でいていて嬉しい限りでしたが、なんと4曲目は、私が世の中で一番好きな曲であるKNEE DEEPです。1時間の時間制限でこの曲をやるとは正直思っていなかったので、頂点を超えてしまいました。それも、ほぼ、原曲に忠実にほぼフルサイズで再現していました。スキャット部分もちゃんとやってましたし、ベリータの歌の部分もありましたし、さらにはマイケルのギターソロも完璧な出来で、いままでの来日のなかでもピカイチの内容でした(ホーン隊がいなかったのだけが残念な部分でした)。私の中では、これを聞けただけで、16,500円の価値はあったと満足な気分にしたりました。

 次の曲は、RED HOT MAMA で、BOUNCE TO THISで現代に戻り、最後にGIVE UP  THE FUNKで終焉を迎えました。

 アンコールも無いというあっけない終わり方でしたが、逆にそのおかげで、新鮮なままの感覚で岐路に帰ることができました。(会場からの終了の指令が出ていたようです)

 先ほど、予想外と書いたのは、時間が短いというのが、最初からわかっていたので、メドレー的な選曲で代表曲をつまみ食いというのを想像していたのです。

 なので、見事に予想をはずしてくれて、COSMIC SLOPもやらない、MAGGOT BRAINもやらない、ON NATIONもやらない、そしてATOMIC DOCもやらない。だけど素晴らしいステージでした。

 BLACKBYRDもいない、BOOGIEもいない、GARY SHIDERもいない新生P-FUNKでしたが、原点に戻ってきているという印象を与えるいいライブでした。

 

© kenitsy 2013