Freddie Washington's BASS

 彼のベースラインで有名なのは、’For Gets Me Not’でしょう。サンプリングされまくっているこのフレーズは、SLAP (チョッパー)の基本オクターブ奏法を応用したものであるが、音数を少なくしスライドを多用して独特のタイム感を作り出している。また、派手なベースソロなども皆無でひたすらリフを繰り返し、グルーブの維持に勤めている。そこらへんが知名度がない要因なのか・・・。


 エフェクトは、全くかけないかリミッター程度である。初期の参加アルバムでは、珍しくオートワウ等もかけているのであるが、スタジオミュージシャンとして歌ものが多いためバックに徹しているためであろう。

 また、チョッパーのイメージが非常に強いかれであるが、中にはスローなどでは、優雅なフレーズの指引きも聴かせてくれるのをわすれてはならない。


 あと、コンビのドラマーとして多いのは、Harve Masonであるが、個人的にはJames Gadsonのほうが合っているような気がする。


そんな彼の映像を遂に発見しました。

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アメリカで作製され日本でも販売している(ただし、日本語訳は無し)’StarLicks’という教則ビデオのシリーズで、有名ベースシスト10人がそれぞれ技を披露する内容です。全3巻バラバラで発売されていてそれぞれ、右手用、左手用、ソロ用と分かれています。多分、ベーシストの人なら一度はお目にかかっているのでは・・・。私も存在を知っていたのですが、1巻4000円全部で12000円は、ちょっと遠慮してました。今回中古で見つけたのでラッキーとためらわず購入。その中にFreddieが参加していたという次第で有りました。

Freddieは、細身でちょっとマーカスミラー似で結構カッコイイ。
ベースはKensmithの5弦ベースであった。

BASS AS A SOLO INSTRUMENTと題されたソロ用のビデオでは、
まず、ドラマーを交えてスラッピングによる小気味やいプレイを披露。
「ギターのようにプレイするのも有りだね。」
続いて、2フィンガーによるプレイ。
「最初はシンプルに、でだんだんスペースを見つけて膨らませていく。」

RIGHT HAND TECHNIQUEと題された右手用では
「ワイドレンジとトーンに気を付けるんだな」「2フィンガーでもトーンは一定でなければならない。」
「バックビートを合わせることが必要だね」などと言いながらドラマーを交えR&Rのフレーズを披露。
 

左手用は、まだもっていないので、ゲットししだい紹介します。

このシリーズは、日本語訳がないので、英語判らないとちょっとつらいのですが、参加メンバーは、Freddie以外にも、Louis Johnson , Nathan East , James Jamerson Jr. , Byron Miller , Chuck Rainey , Abe Laboriel , Neil stubenhaus , Verdine White そして Larry Graham と有名どころが参加していますので、中古などで見つけたらベーシストなら買いでしょう。(新品で買うほどではないと思う)

※ 現在も、DVDで出ているようです。


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