今回は、DJ日記ということで書かせていただきます。
先日、私が毎月のように通っているGo-GoイベントFRASCOのDJの魅了さんからメールがあり、「KENITSYもそろそろ、DJやってみない」という内容でした。私にとって、このイベントは、非常に大きな影響を受け続けているものだけにお声をかけてもらってほんと光栄でしたので、即答でOKの返事を出しました。(笑)
DJは、私にとっては、実は初体験ではなく、カラオケボックスにターンテーブル2台持ち込んでまわすというトンでもない企画で「ボックスDJ」として回した経験がありまして、仲間うちで楽しくやっていました。(過去2回やりました)
ただ、知らない人もいる中でやるというのは、始めてで、どんな反応があるかというのは非常に興味がありました。
いままでのボックスDJでは、80’Sファンクのおいしいところを中心にかけてきたのですが、今回は、Go-Goのイベントということで1セット目はGo-GoやGo Jack Swing (Go-Go色が強いNew Jack Swing)を中心の選曲を考えていたのですが、2セット目は、丁度来日していたPRINCEにしようか。それとも、一番好きなP-FUNKかなどと悩んでいました。
ところが、仙台よりbop-gun師匠がわざわざ来られるとの書込みがあり、選曲を一からやり直しです。(笑)いろいろ悩んだ末、以下のような選曲になりました。
1ST SET
BUBBLE GUM BROTHERS / あの娘のダンスにくびったけ (LIVE VERSION) (1月前にオークションで落札 全21点で1100円) この曲は、Born To Be Funkyの収録曲。CDでもGo-Goっぽいのですが、これはライブLDからの音源で思いっきり Go-Goやってます。
HOPPY KAMIYAMA / STIFF MISS RIFF (12inch) (8年ほど前に1000円位で購入) この曲はホッピー先生のソロ第1弾の12インチ。この12インチにはGEORGE CLINTONの参加曲もありますがGo-GoのリズムにMEACO PARKERのSAXが絡むこっちの曲の方が好きです。
MAMBABOO / OH ! EDO (CD) (5年ほど前に800円位で購入) 日本を代表するトロンボーン吹き村田 陽一が在籍していたグループ。(なんとバンドの名付け親は、GEORGE CLINTON) 今回、Go-Goネタを探していて見つけた曲。
JOYCE "FENDERELIA" IRBY / I'M AVAILABLE (LP)(5ヶ月ほど前に500円位で購入) 元KLYMAXXのベーシスト。Go Jack Swingやってます。他にもいい曲あります。
TEENA MARIE / MR. ICECREAM (LP)(2ヶ月ほど前に300円位で購入) TEENA嬢もやってましたよGo-Goを。かわいい感じの曲でこんな感じだったら、女性もGo-Goを気に入ってくれるんじゃないかと思ってかけてみました。どうでしたでしょう?
JUDSON SPENCE / YEAH YEAH YEAH (LP) (5ヶ月ほど前に100円コーナーで発掘) 当時は、カッコイイPOP-ROCKとして聴いていましたが、聴き直してみると完璧 Go Jack Swingです。
RHINOCEROCE / CRAZY GROOVE (CD) (発売当時(92年) 定価の3000円で購入) 我が師匠’江川ほーじん’のバンド。今ではレア盤です。女性ボーカルをフューチャーしたGo-Goナンバー。
NATURE'S CREATION / LET'S FIRE IT UP (12inch) (2月前に800円で引く。Go-Goの神が舞い降りた瞬間)JAMTUの幻の12インチ。日本でこれをかける人は私だけでしょう(笑)
FRASCO MASTER GO-GO / (WE NEED SOME)芋煮 (BOOZIRA MIX) この日の隠しネタ(笑)。先日、発売された「芋煮」に勝手にBootsy の声をかぶせてみました。(笑)ちなみにこのバージョンは、CDには収録されていませんので、ご注意を。(笑)
2ND SET
UWF / INTRO TO UNITED WE FUNK (CD) (2年前の年末に1000円で購入) ロジャー追悼のUWFのプロモオンリーの曲。Roger本人によるトークボックスが泣かせます。
RONNIE HUDSON / WEST COAST POPLOCK (12inch) (2週間前に1200円で購入) AKIM師匠より教えてもらったオールドスクール。CALIFORNIA LOVEの原曲と言われている。今回、これを堀り当てたので、ZAPPをかける事にしたほどの貴重曲。
MIMI / DIPPIN' TONITE (CDS) (1ヶ月ほど前に300円で購入) またも日本人です(笑)。副題をDEDICATED TO Mr. ROGER TROUTMANとあるとおりロジャーマナーを受け継いだミディアムナンバー。ROGERではないが、トークボックス(Monte Nebleという人)もかっこいい。
LIMBO MANIACS / SHAKE IT (RADIO MIX)(12inch) (半年ほど前に茨城で1200円で購入) 唯一のアルバム’STINKY GROOVE’にも収録しているが、このRADIO MIXには、TOWER OF POWER HORNSが参加していて面白い。
CHUCKII BOOKER / TOUCH (12inch) (1月ほど前に800円で購入) 今、Go Jack Swing関係で一番気に入っているのがこのChuckii Booker。ファースト収録のチョッパーばりばりの曲
BROWNMARK / NEXTTIME (12inch) (2年ほど前に300円位で購入) 無名ではあるが、長年PRINCEのバンドでベースを弾いていた人です。この曲も破壊力抜群。
TERENCE TRENT D'ARBY / DANCE LITTLE SISTER (PART1 & PART2) (CDS) (1週間前に350円で購入) 実は、今回のハイライト曲。懐かしく感じる人も多いと思うが、それだけじゃないのは、このPART2。JBのナンバーをちりばめメチャクチャかっこよくやってます。決してWISHING WELLだけの一発屋ではないですよ。
C.F.M.BAND / WELCOME BACK BROTHER JAMES (12inch) (1月ほど前に1000円位で購入) この人たちの詳細は不明ですが、曲名のとおり、JBの復帰を祝う曲。ハウスっぽいイントロから途中からの怒濤のチョッパー炸裂。もうたまりません。
PAUL SHAFFER / 1999 (CD) (2年ほど前に2年間探してやっと発掘。980円) シメは、昔CDに入れたこの曲で。祝来日。PRINCEってことで。
踊ってくれた人のほとんどが常連さんという状態でしたが、予想以上に反応してもらって、うれしかったです。この場を借りてお礼を言いたいです。ありがとうございました。
このホームページをやる前(5年位前)には、DJというのは、どうしても、「人のふんどしを借りて相撲とっている」という印象しかなく、正直、いい印象はありませんでした。しかし、このページ等を通じて、いろんなDJの方々のプレイを見、いろんな話をさせていただく中で考え方は変わってきました。私が知り合ったDJさんは、「人のふんどしを借りて相撲はとっているけど、自分の土俵で相撲とっている」人ばかりでした。今回、自分でDJをやってみて、ほんの少しではありますが面白みが解りました。機会があったらまたやってみたいものです。
さて、DJについて先日こんな話をききましたので、ついでに書きます。
友人のDJが先日、B-boy系のイベントにゲストで呼ばれたそうです。その時のFUNK好きのそのDJが、ROGER等のファンクをかけていたら、会場は、盛り下がったそうです。そこまでは、しょうがないかなと私も思うのですが、その友人の若いDJ仲間が「ROGERなんてダサいよ。」と言ったそうです。
私がその場にいたわけではないので詳しい状況ははっきりしませんが、私がその場にいたら多分激怒して説教でしょうね。(笑)
ROGERがダサいなんてノウノウと口にするやつは、ブラックミュージックのDJをやる資格なんか無いですよ。ほんとに!これがP-FUNKがダサいというなら理解できるんだけど・・・。人に聴かせる前に、自分がもっと勉強しないといかんですよ。○○さんがかけていたからといういうだけの理由で高いレコード買い漁る前に、自分がほんとに好きな音楽がなんなのかというのを追求してほしいものです。
また、営業用とかいってダンスクラシックばかりかけるのも辞めてほしいですね。ダンスクラシックでもほんとにそのDJが好きでかけているなら問題ないのですが、単に客が踊りやすいという理由だけでかけられるとすっかりさめてしまいます。
今回、DJするにあたって、FRASCOメンバーからの注意事項は「オレ節」であることだけでした。「オレ節」を持って、「自分の土俵」で勝負してください。他人の土俵じゃ、DJやっている意味無いです。
今回の日記には、ご意見・感想・反論が多いと思いますので、どんどん、メールでもBBSでも書いてください。お待ちしています。