ご存じ、Cameoのギターリストである。このコーナーに登場するには、自らのソロアルバムも発表しており、有名過ぎる(?)という感じもするのであるが、熱烈なリクエストにお答えしての登場である。
彼の存在を意識したのは、1993年Cameoのライブを見に行って時である。最初のうちは目立たないプレイをしていたのですが、ソロになりはじめて、急変、カッコヨイのである。演奏もさることながら、演奏する姿もカッコ良く、すっかり惚れ込んでしまいました。(右を参照。いや~カッコイイ)
FUNKのギターリストというと、だいたい、2分割されるであろう。一つは、Jimi Hendrixばりにファズをばりばりかけて、しつこいぞってくらい弾きまくるタイプ。
もう一つは、忠実にリズムを刻んでくるタイプ。もう一つは、一見地味だが、味があって最高なのである。P-FUNK軍団でいうと前者がMichael Hampton、後者がCodel Boggie Mossonといったところか。
で、このCharlie Singletonについていえば、両者を持ち合わせたギタリストと言えよう。通常はリズムキープに徹しているのであるがここぞという時には、攻撃的で鋭い音で攻めたててくる。(分かりやすく説明すると、Jeff Beckのソロをイメージするのがイイかな)
また、彼には、ボーカリストという側面もあるのである。CAMEOの秀逸なコーラスワークの一翼を担うだけではなく、ファルセット風のリードもなかなか聴かせてくれる。最近、友達から見せていただいたビデオクリップではっきりしたのですが、CAMEOで私が1番好きな曲である'Be Yourself'(アルバム Aligator Womanに収録)が彼のリードであることを知って、ますます、彼のことが気になる存在となってしまいました。
現在、彼は、CAMEOの正式メンバーから退いているものの、レコーディングからツアーまでCAMEOと行動を共にしている傍ら、Seven等のプロデュース業でもいい仕事をしている。まさにサイドマンに徹した活動は、UNSUNG HEROの称号にふさわしいミュージシャンであろう。
追加情報
1
彼が参加していたという幻のバンド’CHARLIE SINGLETON & STARGASM’の12インチを発掘しました。
BRUNSWICK傘下のDAKARというレーベルから1981年の12インチで曲名は、’I WANNA BOOGIE WITH YOU’
やや、かっこよさにはかけるもののイナタいファンクが聴けます。
2
2010年のCOTTON CLUBでCAMEOのライブでもメンバーとして来日してくれました。
何故なのか奇抜なコスチュームで驚きましたが、ギターの切れ味は健在で安心しました。自作分と思われるソロアルバムも売ってました。