2000/1/28 仙台レコード漁りの旅

 今回は、仙台への出張ということで以前よりメールのやり取り等していただいている2名と会う約束をしていたので非常に楽しみに当日を迎えた。

 仕事も終了。ホテルのチェックインも済ませ、一息ついたところで、A氏の携帯に連絡する。ホテルの近くの「新星堂」で待ち合わせすることになった。ベース売り場で待ち合わせだったのだが、なかなかの品揃えに感心する。(フロアー半分がベースコーナーであった。)

 ここで、A氏登場。A氏は、3ヶ月ほど前からメールのやりとりをしているのであるが、家族揃ってSOUL・FUNK好きということで、今回始めてお会いするのだが、お宅にお邪魔して、夕食をいただくことになったのであった(なんと図々しい)。車で、お父様に迎えいただき、車中、5分位であったがいきなりSOUL話に花が咲く。
 家に到着し、A氏の部屋へ。ものすごい機材であるに仰天した。彼の昔のバンドのビデオを鑑賞。高校時代のものとのことであるが、ホーンセクションもあり、本格的であるが、なにより演奏している曲がすごい、スライにはじまり、果ては、ブラザーズ・ジョンソンまでやっているのである。(ら~いどん・ろけっと!)

「こんなのおやじでもやらないよな~。」と思いながら興奮。全体的にもいけているのであるが、特にA氏は音楽の才能にたけており、今後が非常に楽しみであった。
 土地柄、かき鍋(しゃぶしゃぶように食べるんです)や雑炊を御馳走になり本場の味を堪能。

 その後、Soul Trainのビデオを見ながらSoul談義は留まるところを知らず(特にお父様の熱の入った語りは凄かった。)、日付が変わる頃までお邪魔してしまいました。日本にもこんなFUNKYな家庭があるとはと素直に感動したし、自分も是非見習いたいと思いました。
 なお、特にお母様には、ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。

 2日目。朝早く起きたので、ベットに備え付けのFMラジオがあったので付けてみると、なんとカーチスである。知らなかったのであるがピーターバラカン氏がNHKでパーソナリティーを勤めている番組だそうで今週は、2時間のカーチス・メイフィールド特集であった。ちょうど時間までマッタリモードで聴いてしまいました。この番組が終わった頃ちょうどいい時間になったのでbop-gun氏に連絡。bop-gun氏とは彼のESCAPE-ISMのページを相互リンクさせていただいているのですが、なかなかお会いできなく、今回が初顔合わせでした。

まず、「カルチェ5」へ。
実はここが昨日A氏と待ち合わせをした新星堂のことでした(笑)。
ここは、新星堂ということで、新譜中心のため、欲しいものはなく、移動。

つぎは、「パラダイスレコード」へ。
EBeanSというファッションビルの中にあるのですが、品揃えはまずまずなのだが、値段もそれなりなので、なにも買わず。たまたま、同ビルの催事場でレコード祭りが開催されていた(たまにレコード祭りのようなイベントがあるようです。)のでそちらに移動。会場が広かったため1時間くらいかけてチェックして次のものを購入。

1.  Rubicon / Rubicon              ¥3800

rubicon.jpg

2.  Creative Souce / Consider  The Souce  ¥1500

3.  Mass Production / FireCracker       ¥600 

firecracker.jpg

4.  J.T.Taylor / Baby I'm Back               ¥500 

5.  Howard Hewett / I Commit to Love     ¥500

 1は、10年来、捜し求めていたアルバムで、いままで1回だけしか見たことが無いという超レア盤。普通のソウルファンには、おなじみではないと思うが、FUNKベーシスト(特にほーじんファン)の間では有名な1枚。西海岸の白人グループで、明るいFUNKYなROCKであるが、Jack Brades (Night Rangerのベーシスト)のチョッパーはパワフルで予想以上に興奮した。

 2は、70年中期のボーカルグループ。まずまずといったところか。
 3は、ジャケットと言うか、邦題で思わず手にしてしまいました。(邦題買い?)。だって、爆竹戦法ですよ・・。(笑)
 4、5は安いので。


食事のあと、東口のVOL.1(ボリューム・ワン)へ。
店内に入るとイカシたナンバーが、
今時、Ian Dulyである。(感動!)

ここでは、2枚を購入。

1.  George Clinton / Double Oh-Oh (7inch)  ¥500

george7.jpg


2.  Street People / Street People             ¥1000

streetpeople.jpg


 1は、シングル盤は持っていなかったので・・・。見えないとは思いますが、この7インチでは、ジャケの女性のオッパイの所にGeorgeが銃を向けているのであった・・・。

 2は、ジャケ写真から泥臭いFUNKを想像していたのだが、非常に良質のフィリーサウンドで出来も良く掘り出し物であった。(東京では、最近みなくなっていたので嬉しい限りであった。

bakufu.jpg

 途中、HMVやTOWERなど回りながら、最後にJ&B。ここでは、貴重な本を発見。

神がかり / 爆風スランプ ¥200


 これは、始めての武道館公演を前にして、勢いに乗っていた時期に発売された本で ある。内容的には特にどうという物ではないが、若かりし頃のほーじん先生の写真やインタビューは貴重である。

    と、一通り回った、あとbop-gun氏のお宅にお邪魔する。
さすが、彼の部屋は凄かった。6畳くらいの片面すべてがレコードに占領されており、自分の部屋もまだまだ甘いなと思ってしまいました。(笑)貴重なポスターなど溢れていた。数枚のレコードを聴かせてもらったのち、JBのビデオで、二人とも見入ってしまう。後ろ髪引かれながらも、帰りの時間がきたので車で駅まで送っていただきました。
    JB関連のお宝をお土産としていただきほんとにありがとうございました。

 ネット関連の犯罪など騒がれる昨今ではありますが、最近ネット関連のFUNK好きに会うことが多くなってきた私が感じることは、「みんな心が温かくていい人だな~。」ということです。SOULやFUNKを好きな人に悪いやつはいないですよね!
ほんとにこの言葉が、ピッタリきます。
ONE NATION UNDER THE GROOVE!

 

© kenitsy 2013