2012/5/20 R.I.P. CHUCK BROWN

 訃報が届きました。

 GODFATHER OF GO-GO CHUCK BROWNが先日5月16日、天に召されました。

 現在、CDも定期的に発表している数少ない私が敬愛しているアーチストでしたので、言葉になりませんでした。盟友のLITTLE BENNYに続いて逝ってしまいました。ツイッターで体調を崩しているような情報が入っていたので心配していたところだったのですが。

 彼をはじめて知ったのは、ベースマガジンの江川ほーじんさんのFUNK名盤10枚紹介という感じの記事のなかで、消して有名ではない「FUNK EXPREES」が紹介されていて、それを見てLPを探し出したのが最初でしたが、その後、名盤「BUSTIN’ LOOSE」を愛聴盤としていました。(今でも大好きなアルバムです。)
 ただ、当時は、GO-GOという意識は全くなく、めちゃくちゃカッコいいFUNKという感覚で聴いていました。

 ライブには、94年のジャングルベースで、生のGo-Goを初体験し、このグルーブの持続感がたまらないという印象を持っていました。

 この後は、しばらく合間が空いてしまうのですが、2000年に友達と一緒に行ったFRASCOというイベントで彼の代表曲のMONEYが日本語でカバーされているのを耳にし、こんなマニアックな曲をカバーする人がいるんだなんて思っていたら、なんとそのイベントから発生したメンバー自作のカバー曲「芋煮」とのことででした。

 ここから私のGO-GO探求の旅が始まりました。
 レコードを集める傍ら、DJもやらせてもらうようになったのも、このイベントがきっかけでした。
 
 2008年には、奇跡の来日を果たし私たちを熱狂させ、2010年の来日では、私の妻のお手製のCHUCK BROWNの名前入りのシルバーアクセサリーを気に入ってくれて、楽屋に入れてもらい、すごく幸せな時を過ごしました。

 先日のHott-Labは、彼の追悼の意を込めて、彼の曲が、全体の7割を占めてしまうという異常な場でしたが、本当にどの曲もカッコよく、ずーっと踊り続けました。

 はっきり言って、今、一緒に遊んでいる友達やMIXIなどで繋がっている友達は、ほとんどがCHUCK BROWNが大好きな人間ばかりであり、そんな繋がりを持てたのも誰からも愛される彼の音楽や人柄の素晴らしさからきているのだ、と思いました。
 
 本当にありがとう。

 

© kenitsy 2013